PSYCHIC HEARTS

    本織・識音&朱雀門高校生徒会長
    ~朱雀門高校~

    「副会長は、とうにお気づきですよ、おそらく」
    「それで構わない。瑠架がこちらの真意を知ることも、元より想定内なのだから」
    「瑠架さんの立場と優しさにつけ込むとは……貴方を宍戸に紹介したいぐらいです」

    「後は、放っておいても盤面は動く。だが、何かもうひとつ仕掛けが欲しい所だな」
    「お好きになされば良いと思います。私も居ますし、鞍馬天狗も上機嫌ですからね。
     しかし……本当にそんな事が、可能だと思っているのですか?」
    「ああ。私の目的は、昔からただひとつ。決して揺らぐ事は無い。
     そして、達成の為にはまず『古き吸血鬼達』は全て潰えねばならない。
     瑠架のようなダークネスが正しいとされる世界。それを実現する為に……!」