PSYCHIC HEARTS
安土城怪人&グレイズモンキー
~琵琶湖・竹生島 20:30~
「フェン、フェン、フェン!」
「グレイズモンキーの言う通り、皆の者、ペナント怪人の増産によく尽くしてくれた!
幸いにも本年度はこれといった妨害も無く、増産に専念することができた。
ひとえに、これは皆の者の努力の賜物に他ならない。
さあ食ってくれ、飲んでくれ。皆のような配下を得て、私は誠に果報者だ。
年越しぐらいは何もかも忘れ、存分に楽しもうではないか!」
「フェンフェン、フェフェ~ン?」
「いや、目下の障害であった天海大僧正の勢力は既に半減。もはや脅威には値しない。
そして、残る勢力の群雄割拠に飛び込むには、いずれにせよ皆の覇気が必要なのだ。
幸い、軍艦島にはザ・グレート定礎もおられる。盤面は決して不利ではないよ」
「フェンフェフェ、フェフェーフェンフェンフェン、フェンフェン?」
「確かにお前の言うとおりだ。だがな……。
グローバルジャスティス様の最終目的は、『たったひとつのシンプルなもの』。
そしておそらく、『ありとあらゆるダークネスが賛同を示すもの』だ。
であるが故に、我らご当地怪人の最終目的は、その時まで秘せられねばならぬ。
それを達成できるただひとりの方……グローバルジャスティス様の御身を守る為にな」