PSYCHIC HEARTS

    贖罪のオルフェウス&グレイズモンキー
    ~ソウルボード・スペードエンド~

    「フェフェーン……」
    「いや、それは違う。安土城怪人を失ったのは、お前の責任ではない。
     そもそも、彼の罪も私が引き受けるべきだったのだ」
    「フェン、フェンフェンフェン!」
    「戦士の誇りという奴か。だが、その矜持を持ちうる事さえも、全て私の責任。
     お前は悪くない。灼滅者も天海僧正も悪くない。誰にも責任は無いのだ。
     理解し、委ねよ。『この世の全ての罪は、ひとつ残らず私の物である』。
     誰の心からも罪が消えた時、世界に永遠の平和が訪れるのだ」
    「フェン、フェフェンフェンフェン、フェン?」
    「勿論、シャドウ大戦には参加する。
     お前達の働きと私の思惑により、私達『ザ・スペード』は、全てに手が届く位置に居る。
     理想王と繋がる女、光の研究、歓喜の門、大地の精髄、ソロモンの鍵、血の玉座……全ての痛み苦しみ、罪を私が背負い、サイキックハーツへと到達してみせよう」