PSYCHIC HEARTS

    緑の王アフリカンパンサー & 白の王セイメイ
    ~山梨県・地底大空洞~

    「お久しゅうございます、緑の王。またお目にかかれるとは光栄です」
    「だまれバーカ! ボクはお前の事大っ嫌いなんだからな!」
    「フフ、これは手厳しい。ならばこれを見せれば、尚更嫌われましょうな」
    「ゾンビなんか別に、何の興味も……えっ、これは!?」
    「私の場合はただの名前ですが、『セイメイ』という言葉は、本来あなた様の方がふさわしい。これを、何と見られますか?」
    「これは、確かに……見た目はおぞましいし、目的も違うけど、グローバルジャスティス様の研究と同種のもの……!」
    「いかがでしょうか。グローバルジャスティス様の研究とやらと同様、この蠢く死者達にも、あなた様の生命力が必要なのです。原初の母たる、あなた様の生命力が……」
    「うう、そう言われると弱いな。確かに、元は生きてたんだもんね。お前の事は気に入らないけど、協力はしてあげるよ」