~ある高校の廊下~
「ここが何処かは知らねえが、どうやら上手く逃げ延びたようだな」
「うずめ様は言いました。いずれ、私達の居場所は灼滅者に突き止められます。
私達には、指針を示し決定を下す『盟主』が必要です」
「なるほどな、『蒼電竜』『貪汚の律動』『六花の女王』『神様の従者』には、その資格があるという事か。ならこの俺、『黒炎夜叉』はどうだい……?」
「うずめ様は言いました。その獰猛さ、その膨大なるサイキックエナジーは、言うまでもなく盟主に相応しきもの。期せずして、私達は優秀な将兵を多く得ることができました」
「だが、盟主はひとりで十分だ。じゃあ、こうしよう。
次に灼滅者達が来た時、まず最初に俺達が出撃し、お前を逃がす。
そして、灼滅者と戦って生き延びた奴が、お前の盟主となる。シンプルだろ?」
→教室:リプレイ