6人の盟主候補~柴・観月(裏)

    盟主候補『神様の従者』柴・観月

    ●オープニング(裏)

    ●神様の従者
     ――夜の帳がおりるのを見た。

     地平をいっぺんに見渡せる視界には、見晴るかす山の稜線。
     峰々が白く染まるのはすべて、雪の果てだろうか。
     頭上をあおげば、さえぎるもののない空に、月と満天の星が瞬いている。
     ひとけのない、南アルプスのある岳の上。
     いまは夜闇にいだかれて、草木も虫も、なにもかもが眠りについている。
    「みんなは、別の場所で武蔵坂の灼滅者を待つようだね」
     ソロモンの悪魔――闇堕ちした柴・観月(サイレントノイズ・d12748)が、己の首筋を抱く『神様』に語りかける。
     黒の喪服。
     首筋の包帯。
     胸元には、月明かりにあってなお鮮やかな赤いアネモネの花。
     左眼は泣きボクロを濡らし続けるかのように、とめどなく涙を流し続ける。
     ふいに、ヴェールを被った『神様』が、観月の耳元に唇を寄せて。
    「わかってるよ、神様」
     優しく慈愛に満ちた彼女の言葉に、観月はただ静かに、頷いた。
    「今度こそ君が、みんなが、幸せであるように。――神様の言う通り」

    ●迫り来る灼滅者
     柴・観月が待ち受ける南アルプスの山中には、エクスブレインからの情報を元に、8人の灼滅者が向かっている。
     戦力は全くの互角。
     否、互角になるように、うずめ様が予知を駆使して場を整えたのだ。

     6人の盟主候補と灼滅者の戦いは、より優れた作戦、行動を行ったものが勝利するという戦い。
     この戦いに打ち勝つ事こそが、盟主となる為の試練である。
     それが、うずめ様の予言であった。

     果たして、柴・観月は、迫り来る8人の灼滅者を撃退し、盟主となる事ができるだろうか。
     戦いの時は迫る…・・・。

    ●ルール

     以下の書式に従って、プレイングをご記入ください。
    (1)作戦プレイング(450文字)
     迫り来る灼滅者に打ち勝つための作戦を考えて、プレイングにまとめてください。
     作戦プレイングは450文字までとなります。
     450文字を超えていた分については、超過部分を削除した上でマスタリングが行われるので注意してください。
    (超過した部分は、判定するマスターには送付されません)

    (2)攻撃方法(5つまで)
     どんな攻撃を行うか(技名と効果、ビジュアルイメージ)を、5つまで説明してください。
     作戦プレイングに含まれるような記述があった場合は、削除されます。

    (3)救出・勝利後パフォーマンス(150文字):
     救出された場合、或いは灼滅者を撃破した場合のパフォーマンスを150文字で書いてください。
     上記以外でも、作戦の勝敗に関わらないだろう行動については、こちらで書くようにしましょう。
     パフォーマンスは150文字までとなります。
     150文字を超えていた分については、超過部分を削除した上でマスタリングが行われるので注意してください。
    (超過した部分は、判定するマスターには送付されません)

    (4)説得を絶対に拒否する場合
     灼滅者の説得を絶対に受け入れないという場合は、パフォーマンスの後に『灼滅者の説得は絶対に受け入れない』と記入してください。
     この記述は、文字数制限に含まれません。
     この記述を行った場合は、救出判定が無くなる替わりに、灼滅者側が説得プレイングに比重を置いたプレイングを書いてきた場合に勝率が大きく上昇します。
     ただし、敗北した場合は、盟主候補は必ず死亡してしまうので、慎重に決断を行うようにお願いします。

    !重要!

     この戦いで勝利した盟主候補が1名だけだった場合は、そのキャラクターが盟主となります。
     2名以上が生き残った場合、生き残った盟主候補に次の試練が与えられます。
     全員が敗北した場合、闘争中のダークネス勢力の命運が尽きてしまうかもしれません。

    ■プレイング

    柴・観月(サイレントノイズ・d12748)
    (1)
    【目的】
    皆を無事に避難させる時間を稼ぐ

    いらっしゃいませ、灼滅者の皆様方
    引いては貰えない?
    ……そう

    【戦闘】
    ジャマー
    神様はスナイパー
    数が多いからね、早めに減らそう、神様

    Md→Cr→Sn→Jm→Dfの順番に仕留める
    初手で後列に「聖骸」
    BS耐性を己に付与し牽制の列攻撃

    先に回復手、攻撃手を潰す
    「氷葬」でBSのダメージを貯め、
    一撃で仕留められるなら単体攻撃でKOする
    Dfも庇いで削れているようなら上記順番を無視して倒す

    自分のBS耐性が全て外れたらもう一度「聖骸」
    怒りで狙いが向いたらそれはそれかな、振り抜くよ

    サーヴァントへの攻撃は苦手な属性で
    闇堕ちをさせぬようトドメは刺さず動く物を止める事を優先

    神様の攻撃目標はKO出来る人、
    氷が5つ以上ついて追加ダメージを狙える人を優先

    自分のBSが5つ以上か衝撃ダメージ30%蓄積で「紅華」
    神様もBS漬で動けなければ回復を
    ……神様、倒さないんでしょう?
    なら、HPが減っても回復しなくて大丈夫だよね

    攻撃手と回復手を潰した後は戦闘が長期化しても構わない
    確実にBSを貯めて一人ずつ


    (2)
    ・「紅華」
    神、遠単+キュア
    散るアネモネの花弁に触れたものを回復させる。
    涙のように流れる花弁は留まることなく流れ出る。
    触れた花弁は掴むことも出来ず、塵となり消えてしまう。

    ・「聖骸」
    術、遠列+自身にBS耐性付与
    漆黒のヴェール。羽織ると外の事象と音声を遮断する。
    ヴェールが舞うと発する風は周囲の敵を切裂き踊る。
    ビハインドのものとお揃い。

    ・「狂歌」
    気、遠列+催眠
    「歌え」と。言葉を発する。低く一言。
    内なる何かに届くような、心を震わせる声。
    少しでも心に残れば、身体は否応なく誰かを傷つけるための武器になる。歌い出した本能は止まらない。

    ・「氷葬」
    術、遠単+氷
    手を掲げた先に氷の柱を現出させる。
    地面から空から。場所を特定させない氷の矢。
    融けない氷は誰かを閉じ込める檻のようでも、誰かの心のようでもある。

    ・「別離」
    神、遠単+追撃
    魔力で練られた見えない刃。
    敵に向かって放たれる不可視の刃は当たる直前まで感じることも触れることも出来ない。
    予備動作が無く発動のタイミングが掴み辛い。
    別れはいつも突然で。別れはいつも悲しいものだ。


    (3)

    手の届く皆を助けたいだけ
    ダークネスも、灼滅者も、ただの人間だって

    それをするには
    あのままじゃ無理だったってだけ

    こいつには消えて貰う
    君の為に、彼女の為に、「みんな」のために

    …いこうか、神様


    神様の言葉以外に耳を傾けない一人の悪魔

    ビハインドは所詮ビハインドなので何も思いも喋りもしない
    ただ優雅に微笑むだけ