垓王牙大戦

    ■第6ターン結果

    ●『協調』否定竜
    『協調』の意志を否定せんとするイフリート達は、劣勢となってなお、尾を切断せんとする灼滅者達への敵意を消すことは無かった。
    『殲滅』の意志を受けた竜種イフリートは、ガイオウガに攻め入って来たあらゆる存在に、その敵意を広げている。
     灼滅者。ガイオウガの力を奪い、支配せんとしたアフリカンパンサー。
     力を掠めとろうとしたソロモンの悪魔。
     それに昭和新山に手を出したスサノオ。
     イフリートは破壊をもたらす炎の幻獣。イフリート達の多くにとって、敵を滅ぼさんとする考えは否定すべきものではありえない。

     だが、そのような原則論に従うならば、ダークネスを灼滅せねば闇堕ちの運命が待ち受ける灼滅者達が、イフリート達との協調を図ること自体がありえなかっただろう。
     そしてイフリート達の中にも、『協調』の意志を持って戦っている者がいることを灼滅者達は知っている。
    「せやから、お前ら消し飛ばさせてもらうで!!」
     竜種イフリートの足元へと飛び込んだ。
     マテリアルロッドの一撃が、竜種イフリートをしたたかに殴りつける。続けて放たれた衝撃が、イフリートの外皮に大穴を開け、竜種は炎となって散った。

     その消滅を見届けることもなく、悟は戦場を駆け抜けると、溶岩同士のぶつかり合う箇所へと向かう。
     戦いに勝利を収めた多くの灼滅者達も、それに続いた。
    「ヒイロカミ! アカハガネ! チャシマ! ヒノコ! 他のみんなも! 一つの炎になった皆の事は絶対に忘れへんさかいな!」
     悟は、バベルブレイカーを尾の溶岩同士のぶつかり合う部分へと向けた。
     そしてバベルブレイカーの杭が、尾へと勢いよく突き込まれる。
     悟の一撃を合図として、灼滅者達は一斉に尾へ攻撃を叩き込んだ。
     一時的に尾部分の意志を支配した『協調』側のイフリート達もまた、ガイオウガ本体から離れるべく意志の力を集中させる。
    「切れるで!!」
     切り離される側にいた灼滅者達が慌てて本体側に戻った直後、溶岩がうねり、尾は音を立てて切り離された。
     バランスの崩れたガイオウガの体が大きく揺れる。
    「マタ、シバシノワカレダナ」
     切り離された尾の上に乗ったアカハガネが告げ、尾の切断面へと潜り込む。尾の表面で起きていた溶岩の流動は変化し、しばしのうちに切断面は岩の塊へと変化した。
     存在を維持するため、外部との交流を絶ったのだろう。
     やがてガイオウガ復活によって荒れ果てた鶴見岳の斜面を尾はそのまま転がり、その動きを止める。
    「また会うために、一旦さいならや」
     だが、切り離された尾がガイオウガとしての存在を維持するためには、大きな困難がその直後に待ち受けようとしていた。

    ●百竜包囲陣
     垓王牙大戦の開始以来灼滅者達の攻撃を防ぎ続けている百竜包囲陣の本陣。
     イフリート達の守りは硬く、士気旺盛な灼滅者達をもってしても、突破可能な状況には至っていない。
     戦いを続ける灼滅者達にも、ガイオウガの尾が切り落とされた際の音と揺れは聞こえて来ていた。だが、百竜包囲陣で戦う者達に、それで達成感を得ている余裕は無かった。

     ポンパドール・ガレット(火翼の王・d00268)が、追って来るイフリート達をクルセイドソードで牽制しながら口にする。
    「焔炉を止められなかったら、落とした尾はどうなるんだ……?」
    「そりゃまあ……」
     御伽・百々(人造百鬼夜行・d33264)は言葉に詰まった。
     もし殲術再生弾の効果が切れて灼滅者達が退き、いまだ抵抗を続けている合体ダブルご当地怪人が排除されれば、完成したガイオウガは主導権を握った『殲滅』の意志の元に動き出すだろう。
     そうなれば、足元の『尾』が邪魔となるのは明白だ。
    「いざとなれば、運んで逃げるしかないんじゃないかもってエマは思うんだけど」
     大須賀・エマ(ゴールディ・d23477)がそう告げた。
     そうならないよう、垓王牙焔炉を止めてガイオウガを自壊に追い込むのが最優先だろうが、戦況はそうした考えを持たざるをえないまでに危機的だ。

     比良坂・逢真(スピニングホイール・d12994)が、相争うイフリートとご当地怪人の戦場の方を見やる。
    「次で垓王牙焔炉に増援を送っている戦場のうち2か所を落とす。
     なおかつ突破可能域まで、この本陣の戦力を削る。両方必要かな」
    「今の戦力じゃ、それができなければ……か」
     ガレットは頷いた。
     できるのかは分からない。
     だが、やらなければ座して敗北を待つのも同然だと灼滅者達は理解していた。

    ・特殊ルールにより、(2)~(11)のうち制圧されていない戦場の戦力が600に戻りました!
    ・(2)~(11)を制圧した際、援軍を絶たれた戦場は、戦力が発動時の『70%』に減少します(同時に2つ以上発動した場合、重複して減少します)

    →有力敵一覧

    →(2)透熊の戦場(0勝1敗/戦力600→600)

    →(4)針蜥蜴の戦場(0勝1敗/戦力600→600)

    →(5)焔豹の戦場(1勝0敗/戦力600→550)

    →(6)溶岩鰐の戦場(0勝1敗/戦力600→600)

    →(8)火麗狐の戦場(1勝0敗/戦力600→550)

    →(10)角竜亀の戦場(1勝0敗/戦力600→550)

    →(11)飛炎虎の戦場(1勝0敗/戦力600→550)

    →(15)ガイオウガの尾(9勝2敗/戦力250→0/制圧完了!)

    →(16)百竜包囲陣(32勝7敗/戦力2850→1250)

    →重傷復活者一覧

    →死亡者一覧

    ■有力敵一覧

    有力敵 戦功点 現状

    『協調』否定竜
    900
    (15)ガイオウガの尾:Battle1にて、東当・悟(の身長はプラス七センチ・d00662)に倒される。

    戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

    戦闘結果を取得しています。しばらくお待ちください。

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