■第2ターン結果
新宿駅から攻略を目指す灼滅者達は、デスギガスの右足を駆け上っていた。
完全に制圧した戦場はいまだ無く、強引に突破を仕掛けている状況だ。
目指すは歓喜のデスギガス、そして大将軍アガメムノン。
両者さえ倒してしまえば、シャドウが大規模な組織的活動をとることは困難となる。
デスギガスの発する重力によって、灼滅者達は地面と水平に立っていた。
敵の後方、上空にプレスター・ジョンの国が浮いているのを見ながら、御伽・百々(人造百鬼夜行・d33264)は、腕を前へと伸ばす。
小さな手が飛び込んで来たシャドウの顔面を掴んだ直後、バベルブレイカーから撃ち出された杭がシャドウの顔面に突き刺さった。
泡のように弾けて消えるシャドウ達をさておいて、百々は新宿駅周辺を覆う赤の王タロットの渦を見る。
「闇堕ちした者達も元に戻さねばならぬが……やはり、あれは気になるな」
突如として出現し、この戦場を取り囲んだ謎の存在、赤の王タロット。
その存在だけは、以前から語られていた。
シャドウをソウルボードへ導いた存在である。
四大シャドウ達によって歓喜の門に封じられた。
シャドウ達は封じれた後のタロットを武器のように利用していた。
タロットの骸は殲術道具の礎となった……。
そして何より、タロットは『王』と呼ばれる存在の一つ(あるいは一人)だ。
かつて、イフリート王ガイオウガとの戦いの中で得られた知識が確かならば、それは、タロットが世界の極点、全ソウルボードがヒトに取り込まれた状態たる『サイキックハーツ』に到達し得る存在の一体であることを意味する。
「あまり知性も感じられぬが、さて……」
周辺の敵は片付き、デスギガスの右足は突破可能となった。灼滅者達は歓喜のデスギガス、そして大将軍アガメムノンへの距離を、確実に縮めていく。
●タロットの言葉
法皇(ハイエロファント) | 悪魔の囁きこそがわれらの弱点を指し示す。 |
恋人(ラバーズ) | 太陽が私達を祝福している。 |
吊られた男(ハングドマン) | 僕は運命の輪に従うだけ。 |
死神(デス) | 戦車は素晴らしい。多くの死を運んでくれる。 |
節制(テンパランス) | 我は女帝と皇帝の間を揺れる。 |
悪魔(デビル) | 誰からも何の感情も向けられぬ者が居る。 |
塔(タワー) | 安心せよ。嘘つきは存在しない。 |
→有力敵一覧
→(2)プレスター・ ジョンの国(4勝1敗/戦力1350→1150)
→(3)ハートシャドウ軍(2勝3敗/戦力1050→950)
→(5)スペードシャドウ軍(2勝1敗/戦力200→100)
→(6)暴走定礎(6勝0敗/戦力1400→1100)
→(12)デスギガスの右足(18勝3敗/戦力1100→200)
→(13)デスギガスの左足(2勝0敗/戦力1300→1200)
→(19)法皇(ハイエロファント)(1勝0敗/戦力1150→1100)
→(20)恋人(ラバーズ)(1勝0敗/戦力1150→1100)
→(26)吊られた男(ハングドマン)(2勝0敗/戦力1200→1100)
→(27)死神(デス)(2勝0敗/戦力1200→1100)
→(28)節制(テンパランス)(2勝0敗/戦力1200→1100)
→(29)悪魔(デビル)(1勝0敗/戦力1150→1100)
→(30)塔(タワー)(1勝0敗/戦力1100→1050)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。