第3次新宿防衛戦

    ■第7ターン結果

     灼滅者達がこれまで交戦して来た、種族も姿もさまざまなダークネス達。
     中でも歓喜のデスギガスは、屈指の巨大さを誇る存在だ。
     デスギガスより大きなダークネスは、イフリート王ガイオウガ程度か。
     ガイオウガが無数のイフリートの集合体であることを考えれば、単体では最大ということも出来るだろう。

     その体躯に見合うように、デスギガスは戦闘能力もまた絶大であり、他の四大シャドウ達と比べても、一段上の力を有している。ベヘリタスの灼滅後、クラブのシャドウ達がデスギガスになびいたのも、それが一因だ。
     その力が、何によるものであったのか、ハートエンドとスペードエンドとの経路の維持に力を注いでいるコルネリウスとオルフェウスは、こう説明した。

    「『歓喜の門』の内側……デスギガスの体内には、赤の王タロットが封じ込められていました。それが、デスギガスの力の一因でもありました」
    「『歓喜の門』が開かれ、タロットも滅んだ今、奴の力は損なわれているだろう」
     そう言っているが、タロットをデスギガスの体内に封じたのはデスギガス以外の四大シャドウ……つまりやコルネリウスやオルフェウス、そして既に滅んだベヘリタスである。
     彼女達は言うなれば、自分で力を与えた存在に敗北し、勢力を滅ぼされたのだ。
     自業自得であった。

     デスギガスの力は、タロットの放出によって大きく損なわれ、さらにタロットの灼滅によって、再び力を取り戻すこともない。
     アガメムノンがタロットの力を己の物とする準備を整えていたら、どうなっていたかは分からないが、その心配ももはやない。

    「なら、あとはデスギガスを倒すだけだ……!!」
     灼滅者達はデスギガス周辺の守りを固めるシャドウ達を、次々に灼滅していく。
     大将軍アガメムノンの指揮の元、シャドウ大戦を勝ち抜いた強力なシャドウ達も、灼滅者達の勢いを押しとどめるには至らない。
     戦いの決着は、つこうとしていた。

    ●歓喜のデスギガス


     もはや、デスギガスの双眸には何も映らない。
     煩わしい灼滅者共を振り払い、力の化身そのものとして、全てに君臨する事。
     いまや、デスギガスに残されたのは、誰かの遺した妄執のみ。
     それが誰なのかは思い出せない。だが、忘れてはならなかった事だけは、覚えている。


    →有力敵一覧

    →(3)ハートシャドウ軍(1勝4敗/戦力300→250)

    →(7)デスギガス頭部(2勝1敗/戦力1300→1200)

    →(8)デスギガス(24勝11敗/戦力1850→650)

    →(9)デスギガスの右腕(1勝1敗/戦力200→150)

    →(11)デスギガスの左腕(0勝1敗/戦力1250→1250)

    →(13)デスギガスの左足(3勝1敗/戦力850→700)

    →重傷復活者一覧

    →死亡者一覧

    ■有力敵一覧

    有力敵 戦功点 現状

    戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

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