■第1ターン結果
本の生る奇妙な樹木で満ちた知識の山脈。
奇襲攻撃に続けて、本格侵攻を開始した灼滅者達は、優勢に戦いを展開していた。
城守・千波耶(裏腹ラプンツェル・d07563)は断罪輪を振るい、骨の翼を広げて飛ぶノーライフキングを退ける。
「個体戦闘力最強を謳われる種族……確かに多少は強いけれど」
既に現実に侵出して来たシャドウ達との戦いも乗り越えて来た灼滅者達にとって、ノーライフキング達とて勝てない相手ではない。
それだけの自信を得るに相応しい戦果を、灼滅者達はこれまでに挙げて来ている。
だが、山脈を守るノーライフキング達も、易々と突破させはしない。
既に裏切りの動きを見せたスサノオ達を退け、山脈に攻め寄せて来ている灼滅者達も再び退けようとしている。
「アッシュ・ランチャー様を灼滅し、今度は胎蔵界にまで攻め入るなんて……」
山脈のノーライフキング達の中心となっているのは女医らしきノーライフキング。
アッシュ・ランチャーとの戦いの中で、椎那・紗里亜を救出に向かった者達が見れば、紗里亜から情報を抽出する研究を行っていた者だと分かっただろう。
「けれど、私のスパコンちゃんの仇が自分達から来てくれるなら丁度良いというもの!」
白衣を脱ぎ棄て、水晶の肌を露わにした彼女は、私怨混じりの光線を樹上から灼滅者達へと降り注がせて来る。
「逆恨みも結構だけれど……」
千波耶は小さく息をつくと、木々を利用して光線を凌ぎつつ、樹上から光線を射って来るノーライフキングの足元へと迫った。
樹の幹を蹴り、体を上へとかちあげる。
跳躍に伴う回転に沿って振り回された断罪輪が、ノーライフキングの足を薙ぎ払った。
「ここで引いたら、アッシュ・ランチャーと戦った今までの全部が無駄になる。そんなことには決してさせないわ」
「くっ、あああっっ!?」
左足を切り飛ばされ、混乱したような表情を見せるノーライフキングは、咄嗟に切り飛ばされた足を拾うと、それを即座に再接合させながら逃げ去って行く。
「こ、このお返しはさせてもらうわよ!! 覚えてらっしゃい!!」
往生際の悪いことだが、敵にとってもこの戦いが正念場であることには変わりない。
決着をつけるべく、灼滅者達は先を目指し、進撃していく。
→有力敵一覧
→(2)闇の雪原(3勝0敗/戦力1600→1450)
→(3)業の荒野(9勝2敗/戦力1200→750)
→(4)力の森林(2勝0敗/戦力1600→1500)
→(5)知識の山脈(16勝10敗/戦力1200→400)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。