■第4ターン結果
●ザ・ナイト
グラン・ギニョールの中枢オペレッタ・グラン。
パラベラム・バレットの元、絢爛豪華な大劇場に集った六六六人衆は、数こそ少ないものの精鋭と言ってよい力を有していた。
番外でもそれなりの腕がある者をパラベラム・バレットがかき集めたらしい。
「あたしは、まだ死ぬつもりはないんでねぇ」
嘯きながらパラベラム・バレットが銃弾を放つたび、灼滅者達が次々に倒れていく。
「パラベラム・バレットさん……楽しいことを追い求める、てのはわかりやすいなぁ、と思う。ただ、わき目もふらずに追及しつづけるのは、違うかな……」
八千草・保(星望藍夜・d26173)達も、パラベラム・バレットの元を目指そうとしていた。だが、保達の前を遮ったのは黒鎧の騎士だ。
「この私がいるうちは、そう簡単にパラベラム・バレット様を殺させはせんぞォ!!」
「44位、ザ・ナイト……!!」
ミスター宍戸曰く、(勝手に)守るべきものを定め、その対象を『守るための戦い』でこそ最大の力を発揮するという、変わった六六六人衆である。
「さあパラベラム・バレット様の前に私を攻撃するがいい!! そして過剰防衛気味に私に殺されるのだ!!」
「なるほどなぁ……こういう異常者かぁ」
「安心するがいい、お前を殺した後、私は殺した相手のことを想って『攻めて来なければ殺さずに済んだのに』とか悔やんだり悔やまなかったりしよう」
「そないな説明で納得して殺された人いるん?」
「いつの世も正義とは、理解されぬものだ」
「ザ・ナイトさんのは、正義じゃなくて性癖だと思うんやけど……」
ちなみに相手が攻撃して来るように挑発するのも得意らしい。
正直戦いたくないなあ、と思いながらも、相手をすることになってしまった保達は槍を振り回し、前衛を突破しようとするザ・ナイトへと集中砲火を浴びせていく。
そしてザ・ナイトの鎧の隙間に、保のダイダロスベルトが突き刺さると、ザ・ナイトは鎧の音を響かせながら膝をついた。
「ぬううう、なかなかの痛みだ!! だが痛みを力に変えて私は再び立ち上がり、お前達の前に立ち塞がるだろう!!」
「……疲れた……」
好き放題言い捨てて撤退していくザ・ナイトを見送る保達。
パラベラム・バレットやザ・ナイトは灼滅しきれなかったが、劇場内の六六六人衆の数は確実に減っていた。
「これなら、建御雷祭壇までは行けそうや」
だが、大老を倒せば残る強敵達は離散してしまうだろう。
ここからは、攻めるタイミングが重要になりそうだった。
→有力敵一覧
→(3)巌流島牢獄(1勝2敗/戦力300→250)
→(4)太陽の神殿(0勝1敗/戦力1450→1450)
→(5)何でも屋ジョン・スミス(0勝1敗/戦力1350→1350)
→(6)ケツァール・リング(1勝0敗/戦力1150→1100)
→(7)アガルタの口(0勝1敗/戦力1300→1300)
→(8)十の戒め(3勝1敗/戦力409→259)
→(9)プリズン・ケイオス(3勝0敗/戦力1900→1750)
→(10)オペレッタ・グラン(10勝17敗/戦力850→350)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。