■第1ターン結果
ソロモンの悪魔クロケルの陣地を制圧したことで、灼滅者達はジャスティスベースの中央付近に、橋頭保を確保することが出来た。
フィレンツェ市街と基地内で分断された形にはなっているが、殲術再生弾が続いている限り、大きな悪影響はないだろう。
グローバルジャスティスのいる基地最深部は、ガイアパワーゲートで封鎖された。
この強固な守りを突破するため、まずはドーター・マリアのいる地点を中心に、各ブロックへの攻撃が開始されている。
灼滅者達による総攻撃を受け、ドーター・マリアの潜む密林は、『密林だった場所』に変わりつつあった。
「やってくれるよね……。武蔵坂学園、甘く見る気は無いけれど」
巨大な斧を振り回すドーター・マリアをはじめ、敵の士気は高い。
だが配下の六六六人衆とご当地怪人の連携はあまり良いとは言い難く、灼滅者達はそこを突いて敵陣を食い破っていった。
「同じサイキックハーツの一部だからといって、必ずしも、意見が一致するとも限らないものね」
鹿島・狭霧(漆黒の鋭刃・d01181)はそう思い出しつつも、密林の奥へとドーター・マリアを追う。木々の間を跳び回るドーター・マリアが飛び降りざまに斧を振り下ろし、周囲にいた灼滅者達を一度に吹き飛ばす。
その粉塵の中を、狭霧は駆け抜けた。
「年貢の納め時よ」
飛び退ろうとしたドーター・マリアの腹部に、ナイフが突き刺さる。
「……っ! やってくれる!」
腹部を血で染めながらも、マリアは巨大な斧を地面に叩き付けた。
「!?」
地面が割れ砕け、砕けた岩塊を蹴って飛び上がった狭霧は、地割れの底を見る。
『アガルタの口』のような、地下洞窟がそこには広がっている。
マリアの姿は既になかった。
「手ごたえはあった……あとは制圧するだけね」
現在、世界で唯一の『ダークネスの娘』。
その存在は、グローバルジャスティスが『生殖可能なダークネス』を生み出しうることの証左であった。
→有力敵一覧
→(2)インドマハラジャ怪人(0勝2敗/戦力2000→2000)
→(3)ミイラアヌビス怪人(3勝0敗/戦力2000→1610)
→(5)おフランスベルサイユ怪人(3勝4敗/戦力2000→1610)
→(6)インドゾウカレー怪人(1勝0敗/戦力2000→1870)
→(7)バントラインスペシャルマン(8勝0敗/戦力2200→1160)
→(8)ドーター・マリア(11勝5敗/戦力1600→170)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。