ゴッドモンスター

    ■第3ターン結果

    ■(6)中央広場
    ●No1ビアガール「ショーンハイト」
     灼滅者達がこの戦争の前に『第1回武蔵坂学園ふるさとまつり』や夜桜見物を開催したように、ご当地怪人達もまた、自分達のガイアパワーを高めるためにご当地グルメフェスタを行っていた。
     そこでは食べ物に加えて各国の酒類まで振舞われており、特にドイツ名産のビールのアルコールやロシアのウォッカの臭いが強く漂っている。

     武蔵坂学園の灼滅者達を迎撃せんとするご当地怪人は、最後の景気づけにと屋台が立ち並ぶ広場の中央で杯を掲げていた。
    「さあ、みんなで一緒にかんぱ~い!!」
     巨大化チョコを食べて巨大化したビアガールが乾杯の音頭を取ると、一斉にグラスが打ち鳴らされる音が響いた。
     ガイアパワーを秘めたビールを飲み干したご当地怪人達は、赤ら顔で灼滅者達の方へと駆け寄って来る。

    「世界一のビアガールである、このわたしが応援するんだからぁ。みんな、頑張ってねぇ~!!」
     応援するNo.1ビアガール『ショーンハイト』。その声に喚声を上げ、ご当地怪人は灼滅者達との戦闘を開始する。
     だが、灼滅者達も負けてはいない。
    「今なら、ゲルマンシャークの闇堕ちビームも怖くない……ここを突破して、決着をつけておきたいわね」
     百枝・菊里(アーケインワーズ・d04586)は、手にした妖の槍を勢いよく振り回した。接近しようとしていたご当地怪人が、一瞬ひるむ隙を狙い、閃光を纏った拳の連打を打ち込んでいく。
    「あらあらあら! なんだか灼滅者も凄い勢いだわ!」
    「私達の道を、阻むな!」
     菊里をはじめとして、灼滅者達の動きはとどまるところを知らなかった。
     屋台を叩き壊しながらの戦いは、灼滅者達の優勢と傾いていく。
     うねりと共に突き出された槍は、ショーンハイトへと迫る。
    「そーんなに激しく迫られても、未成年者の飲酒・喫煙は法律で禁止されているから、あなた達にお酒はあげられないわよぉ?」
    「お生憎様。別にそんなもの欲しがっちゃいないから……!」
     声と共に突き出された妖の槍が、ショーンハイトのガラス製の頭部に穴をうがつ。
     槍を捻ると共に、穴はさらにその大きさを広げ、酒臭が辺りに広がった。

    ●金のソーセージマン
     中央広場を守るご当地怪人達の中、ゲルマン怪人の部隊長を務めているのは、金色のオーラを纏った巨大ソーセージマンだった。
    「我が名は金のソーセージマン。あらゆる品評会で金賞を取りまくったソーセージマンの中のソーセージマンである!!」
     高々と掲げられたゆでたてのソーセージは、艶を帯びて燦然と輝いていた。
     ソーセージマンがそれを半ばで折ると、快音と共に旨みを宿した肉汁が滴る。漂う香り、そしてつやつやとした色は、間違いなくそのソーセージの美味しさを示していた。
     それを見ていた松苗・知子(なんちゃってボクサーガール・d04345)の喉がごくりと鳴る。
    「さあ、この黄金のソーセージ、食べてみたいという者は居らんのか? ん?」

     ご当地怪人自慢のソーセージ。
     果たして、どんな味がするというのか……。

    「って、そうじゃないそうじゃない」
     知子は手に符を取り出すと、ご当地怪人へ向けて一気に放った。
    「たとえ急造でも、水各務狙撃隊なめんなー! なのよ!」
     金のソーセージマンを庇ったご当地怪人が、符の力を受けて昏倒すると、気を削がれていた灼滅者達も戦闘を再開する。
    「おやおや、これは勿体ない。人生における『黄金体験』の一つを捨てるとは……フッフッフ。それとも、茹でるよりも焼く方がお好みかな!?」
    「かな!? じゃないってば!」
     ソーセージマンへ、知子は拳を向ける。
    「あんたたちね! 見た目がコミカルだから何やっても軽く見えるけど! 今回はちょっとしゃれにならないのよ!」
    「何を言う! 我らの計画は今回と言わず、常に世界征服へと至るためのものだぞ!」
    「いや、怒るとこそこなの?」
     立て続けに飛来するソーセージを、知子が縦に放った符が断ち切った。
     巨大化したご当地怪人の足元を縫うようにして、通常サイズのご当地怪人達もまた、こちらへと迫って来る。ダークネスや眷属達の繰り出す攻撃を凌ぎながら、灼滅者達は次第に金のソーセージマンへの道を付けていく。
    「莫迦な……だが……その身の内にサイキックエナジーを溜め込み続ける限り……ゴッドモンスター様は必ずや我らの望みを果たすのだ……」
    「どういう意味!?」
    「グローバルジャスティス様に、栄光あれ!!」
     知子の問いに答える前に、金のソーセージマンは爆発した。

    ●ゴッドモンスターの思念
    (「ロシアンタイガーに言われるがままに私が作った料理は、それを食べた怪人を巨大化させ……死に至らしめた。
     ロシアンタイガーは、私が『ラグナロク』であり……私の身体から溢れ出すサイキックエナジーなるものが食物に本気を出させ、『巨大化フード』に変化させると言った。
     しかもそれは、私自身が作ったものに留まらず、一般の食品にまで及ぶというのだ!
     私は、私の秘めた力に恐怖した。
     そして料理を拒むと共に、サイキックエナジーの漏出を抑えんとした……。
     だが……それから、私の身体は変わっていった」)

    <ダークネス勢力同士の交戦が発生!>

     (3)(4)(8)の敵戦力が500減少します!

    →有力敵一覧

    →(3)アメリカンショッピングモール(7勝11敗/戦力2240→1890)

    →(4)スーズダリ教会跡(7勝9敗/戦力900→550)

    →(6)中央広場(54勝9敗/戦力2000→0/制圧完了!)

    →重傷復活者一覧

    →死亡者一覧

    ■有力敵一覧

    有力敵 戦功点 現状

    金のソーセージマン
    240
    (6)中央広場:Battle7にて、松苗・知子(なんちゃってボクサーガール・d04345)に倒される。

    No1ビアガール「ショーンハイト」
    250
    (6)中央広場:Battle8にて、百枝・菊里(アーケインワーズ・d04586)に倒される。

    戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

    戦闘結果を取得しています。しばらくお待ちください。

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