羅刹佰鬼陣

    ■第2ターン結果

    ●(3)上毛電気鉄道中央前橋駅周辺
     中央前橋駅周辺。灼滅者達は、再び熱波を放つ鬼と相対していた。
    「そう何度もやラれてたまっかよォォォ!!」
     轟然と炎が噴き上がり、焦げるような臭気が立ち込める。炎の中で暴れ回る鬼達の姿は、まさしく地獄絵図の再現であるかのようだ。
     人類の生活など、ダークネスの手にかかればたちどころに崩壊する。
     その事実を教え込もうとするかのように、金棒を猛々しく振り回す鬼達に、しかしひるむような灼滅者は皆無だ。
    「そちらこそ、あまりこちらを舐めないでくれると、嬉しいです」
     真剣な目で、縛野見・火和理(カワリのコード・d13137)は眼前の鬼を見据える。
     振り回される金棒に撃たれながらも、

    「これは、参加できなかった分と、闇堕ちしてしまった人たちの代わりです!」
     火和理の足元から伸びた影が、揺らめく陽炎を縫って鬼へと食らいつく。
     抵抗を見せる鬼へと、さらに何重にも影は覆いかぶさっていった。
    「この戦場も終わりですね」
     静かに火和理が呟くと共に、影に飲みこまれた鬼は、そのままアスファルトに溶けるかのように消えていく。
     無から生まれた鬼達は、そのまま消え去っていく。
    「これで、この駅も制圧完了ですね」
     ここから北には、さらなる羅刹の部隊が展開していることが確認されている。
     もっとも、竜門公園でも灼滅者達は優勢の様子だ。本格的にこちらを攻略すべきかどうかについては、考える余地があるところだろう。

    ●(4)竜門公園
    (4) 竜門公園 Battle:13
    『余裕は強さを生む。怠惰は情熱に火を付ける。
     私に刻まれた、鍵島コーポレーションの社訓でゴザイマス。
     少々良いとお思いになりませんか?』

     早口にペチャクチャと言いながら灼滅者達を迎撃せんとするガーゴイルを前に、黒洲・智慧(九十六種外道と織り成す般若・d00816)は首を傾げた。
    「鍵島コーポレーションの連れていた眷属の同種でしょうか」
     鍵島と同じくコルベイン勢力にいたノーライフキングか、あるいはソロモンの悪魔ベレーザ辺りが回収したのかも知れない。
     ファーストアタックの時にも確認されたが、不死王戦争に参戦した者達が、この戦いに合流していることは間違いないようだ。
    「だとしても、ここでケリをつけてあげますよ」
    「チュウセキゾウブレース!!」
     チュウセキゾウの吐き出すブレスを間一髪のところで回避すると、智慧はガーゴイルの周囲を周るように疾走。
     膝を抱えたような姿勢から、翼を広げて旋回したチュウセキゾウがこちらを向いた瞬間に、拳の一撃を繰り出す。
     落ちくぼんだ瞳の見かけによらず、視野の広いガーゴイルが背の小さな翼を一つ撃って後退しようとした瞬間、さらに地面を蹴って智慧は加速した。
     閃光を纏う拳の一撃が石像の表皮で爆ぜた。
     小爆発のような音と共に、石の表皮が砕け割れる。
    「眷属の再利用なんてしたところで、かなわないのは分かっているでしょう」
     所詮は捨て駒といったところか。
     そのまま智慧をはじめとした灼滅者達の攻撃を受け、チュウセキゾウは細かな破片へと砕き割られていった。

    (4) 竜門公園 Battle:8
    「我が名は『断末魔』! 御子により生み出された最初の鬼なり!」
     鬼の胴間声が、公園へと攻め寄せる灼滅者達の耳を打つ。
     巨大なその肉体で槍を振り回す鬼を見上げ、卜部・泰孝(アクティブ即身仏・d03626)は槍を一振りすると苦笑するように言った。
    「獄卒どもが暴れ回るとは、もはや此の地は地獄に等しいか……」
    「この先は、羅刹の御子の神域『赤城山』なれば、立ち入ること、まかりならぬ」
     鬼の宣告に、しかし僧服姿の泰孝は毅然と返した。
    「山は古来より神域と申すもの。されど、それが神を称する邪鬼ならば、討つが我らの定め也」
    「されば参れ! 我ら羅刹、御子様の為、この世の過ちを正す為、絶対に退く事は無いぞ!」
     つまりは、力づくで押しとおるしかないということだ。
     神薙使いである泰孝も、羅刹となれば御子に従う存在となるのだろうか。
     今、闇堕ちして御子の傘下にいる3人の灼滅者達のように。
    「だが、無より生じた有ならば、無に帰すが定め也」
     眼前に居るのは、ラグナロクダークネスたる『御子』の力によって、地獄絵図から生まれ出た悪鬼達。
     ならば、と、泰孝は槍を繰り出し思考する。
     彼らを送り還すべき場所は地獄ですらない。
    「無へと還れ、此処は行ける者の領域よ」
     巨大な鬼の薙刀と泰孝の槍とが打ち合い、公園の木々の葉が金属音の響きに揺れた。
    「断末魔の叫びをあげよ!」
     巨躯の鬼の振るう刃は、灼滅者達を次々と傷つけて来る。
     しかし、その傷をものともせずに、灼滅者達は鬼へと立ち向かった。
     いくら精強とはいえ、単体で勝てるほどに灼滅者達は弱くはない。
     やがて泰孝の手にした槍が、深々と鬼に突き刺さった。
    「見事也。この身が滅びようと、御子様がおられれば、第二第三の羅刹の鬼が、お前達を滅ぼし尽くすだろう……」
     消え去る『断末魔』の言葉を受け流しつつ、泰孝は数珠をすり合わせ戦場に散らばるアンデッド達の残骸に合掌した。
     その仕草に気付いた何名かの灼滅者達が、この地で命を落とした人々の冥福を祈る。

     かくして、灼滅者達は竜門公園を制圧した。
     その先には、灼滅者した灼滅者達が待ち受けている──。

    →有力敵一覧

    →(3)上毛電気鉄道中央前橋駅周辺(23勝0敗/戦力850→0/制圧完了!)

    →(4)竜門公園(70勝0敗/戦力1935→0/制圧完了!)

    →重傷復活者一覧

    →死亡者一覧

    ■有力敵一覧

    有力敵 戦功点 現状

    大炎熱権蔵
    180
    (3)上毛電気鉄道中央前橋駅周辺:Battle3にて、縛野見・火和理(カワリのコード・d13137)に倒される。

    水竜陣断末魔
    180
    (4)竜門公園:Battle8にて、卜部・泰孝(アクティブ即身仏・d03626)に倒される。

    守護神チュウセキゾウ
    150
    (4)竜門公園:Battle13にて、黒洲・智慧(九十六種外道と織り成す般若・d00816)に倒される。

    戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

    戦闘結果を取得しています。しばらくお待ちください。

    ページトップへ