クリスマス2014~スキー場でクリスマス満喫!

    「恋人がサンタクロースな方も、そうでない方も、クリスマスをスキー場で過ごすってのは、いかがです?」
     春祭・典(高校生エクスブレイン・dn0058)が、微妙などや顔で集った学友たちを見回した。
    「んもう、典ちゃんてば、今年も一言多いわよっ」
     黒鳥・湖太郎(黒鳥の魔法使い・dn0097)が睨み付けると、典は肩をすくめ、
    「僕がご案内するのは、こちらのスキー場です」
     バッとスキー場のパンフレットが広げられた。群馬県にある、国際大会も開かれるスキー場だ。
     初心者~上級者まで多彩なコースがあるのはもちろん、雪の森をまったり探索できるスノーシューコースもあり、ロッヂやレストハウスも充実している。
    「僕らが行くクリスマスイブには、スキー場でもクリスマスイベントが開かれます。初心者コースではサンタクロースやトナカイが滑ってるそうですし、ゲレンデとレストハウスには大きなツリーも飾られてます。ナイトスキーではイルミネーションも楽しめるそうです」
     他にも、ロッヂやレストハウスのメニューにも、クリスマス仕様のチキンやケーキが用意されている。
    「初心者の方は、お友達に教えてもらうのはもちろんですが、スキースクールでレッスンを受けることもできますし……そうそう、大人と同じコースが怖い小学生の人は、子供専用キッズゲレンデで雪遊びができるし、ソリにも乗れますよ」
     キッズゲレンデには付き添いの大人も入れるので、中高大生でも小学生と一緒ならOK。
     典は大きく腕を広げて、
    「なんたって、リフト代はもちろん、スキーやボード、スノーシュー、ウェアやシューズのレンタル、それからレッスン代もぜーんぶ学園持ちですからね! ウィンタースポーツにチャレンジするには、絶好の機会だと思います」
    「そうだわね!」
     湖太郎は鼻息荒く頷いて。
    「アタシ、スキーはやったことあるんだけど、常々ボードもやってみたいと思ってたから、チャンスだわね……ところで典ちゃんは、スキーとかどうなの?」
    「僕ですか?」
     典はぐっと胸を張り、
    「何しろ冬の体育の授業がスキー三昧の地域で育ちましたからね、任せてくださいよ。今回の企画も、皆さんのお世話の合間には、ガンガン上級コースを攻めるつもりです……あっ、そうだ」
     偉そうに語ったが、ハタと手を叩き。
    「念のためですが、灼滅者である皆さんの身体能力なら、初心者であってもすぐに滑れるようになってしまうと思うのですが、でも、一般人のスキーヤーの方にはくれぐれも迷惑をかけないよう、お願いしますね!」


    ■リプレイ

    ●キッズゲレンデにて
    「子供用かー」
     【雪だるま式】一は唇を尖らせて。
    「3人共初心者だししゃあないかね」
    「私あったかい地方の出だからね、初めてなのよ」
     リュシールは不安げになだらかなゲレンデを見回す。
    「ま、バランスとれりゃ何とかなるよ」
     一はさっそく滑り出す。
    「むむ。やっぱり一の覚えの速さは……待ってなさいよ、私だって」
     そこは灼滅者、すぐにコツを飲み込んだ……かと思えば。
    「ああっ、マコトもリュシーももうあんなに滑れてる……」
     ユークレースは苦戦しているようで、必死でぺたぺたと友人を追いかける。
    「うぅ、ユルも思い切って! えいっ」
     ぐっとストックで勢いをつけると、
    「ひゃー!」
     ゲレンデ下の雪だまりに突っ込んでしまった。
    「だっせー!」
     一が笑うと、雪まみれのユークレースは、
    「そ、そういうこと言う人にはサンタさんが来なくても知りませんよっ」
    「まあまあユルさん、ワイドゲレンデに出れるようになったら……」
     リュシールはユークレースを助け起こしながら、
    「失礼な男子に天誅してやりましょ♪」

    「こう見えてもスキーは得意なんだよー!」
     樹斉はぽよぽよと楽しそう。
    「えっと、何か足下が沈んでるような気が」
     片やハリマは緊張気味。
    「大丈夫だよ、のんびり頑張ろー!」
     小さな樹斉が大きなハリマを引っ張っていく。

    ●ワイドゲレンデにて
    「体が覚えてるもんだね」
     【夢色万華鏡】の知信は、幼少時以来のスキーを何とか乗りこなしている。ヘルマイがそれを見て、
    「あとで競争しようか……ああ、その前に海碧を教えてあげなきゃ」
    「はい……私は生まれて初めてで、加えて運動があまり得意ではないので」
     海碧は、ご指導よろしくお願いします、と頭を下げた。
     不安そうな海碧だったが、2人がかりのコーチですぐに滑れるように。
    「言葉で教えるのって難しいなあ」
     知信が額の汗を拭く。
    「ヘルマイくんは教えるの上手だねえ」
    「いや、海碧の呑み込みが早いんだよ」
    「いえ! お2人の教え方が上手なんですよ」
     ゲレンデ上で謙遜しあっていると、
    「おや、サンタとトナカイが滑ってる」
     ヘルマイが目を上げて、
    「着ぐるみ動きにくそうなのに、スイスイ滑ってるね」
     知信も感心して見上げる。
    「プレゼントくれるかな……あはは、そんな歳じゃないか」
     ヘルマイが笑うと、海碧もくすりと。
    「頂けるかもしれませんよ……メリークリスマス、ですもの」

    「なあ、どうやって滑ればいいんだ?」
     リフトから降りたはいいが、鴇は立ち往生。スケートは経験者だが、スキーは初めて。
    「ストックでしゅぱーんって勢い付けて、そぉいっ! って」
     ボードの順平の答えはとっても感覚的。
     すると、サンタが傍らを颯爽と滑り降りていって。
    「すげえ……」
     見よう見まねで滑る鴇……だがすぐに、
    「わあっ、ご、ごめんなっ」
     順平と衝突し、密着して転がってしまった。
    「おれはヘーキ、そっちはケガとかないー?」
    「ない、ないけど……」
     なかなか起き上がれない。
    「(くそっ、カッコ悪い……!)」
     赤くなる鴇を、順平は。
    「(可愛い……さーて、いつになったら立てるかにゃーん?)」
     ニヤニヤと見守る。

    「上手に転んで起きられるようになったっすね」
     ジークはセシルの雪を払ってやる。
    「わざわざ転び方練習するんだな」
     セシル的には、
    「(初デートで転ぶ練習って)」
     ってカンジだが、意識するとやらかしそうなので考えない。
     一方、格好いいところを見せたいジークは、
    「じゃ滑ってみましょーか」
     先に立って滑り出す。
    「あっ、先に行きやがって」
     セシルが見よう見まねでおいかけると、
    「止まるにはスキーの先端を近づけて速度を落とすっす」
    「ブレーキか……スピード出してみないとな」
     セシルはぐっとストックで勢いをつけた。
    「あっ、スピード出しすぎ……」
    「やばい、止まらない……ギャー!」
     どーん。
     ある意味美味しい。

    「利き足が後ろで、膝を軽く曲げて……体重は前足で、利き足で進む」
    「こうかしら……ひゃうっ」
     美奈はロビンにスノーボードを習っていた……が、早速転んでしまい。
    「慣れないと難しいです」
    「転びそうな時は無理に構えないで、態勢を低くして背中から倒れるといいよ」
     ロビンは手を差し出す。
    「でも、やっぱりキミは呑み込みが早そうだ」
    「そうですか?」
     美奈は嬉しそうに、
    「スキーやボードが上手な女の子って、格好いいですね。羨ましいです」
    「か、格好いい? ……そ、そうかなっ」
     ロビンは照れてもじもじし、美奈は楽しげに、
    「慣れたら、一緒に滑ってもらえます?」
    「もちろん!」

    「ほら、しっかりハの字に開け!」
     太一が【井の頭1-9】の仲間達をしごいている。後ろ向きの逆ボーゲンで、余裕綽々。
    「太一くん、すごく上手なんだね-!」
     蒼月は小学生以来だが、大分体が思い出してきたところ。
    「あっ、さんたさん達がいるよ!」
     緋織がサンタを見つけ、それに気を取られた波琉那は、
    「あっホント、うわっ……う~サーフィンみたいにはイかないね」
     ゲレンデにお尻のスタンプをつけて嘆く。けれどパステル系の可愛らしいウェアは似合っている。
    「ハの字を大きくするとゆっくりになるのですね」
     コルネリアはコツを掴みかけている……が、ブレーキをかけすぎてすってんころりん!
    「大丈夫?」
     蒼月が声をかけると、
    「大丈夫です。もう何度も転んでるので……太一先生のおかげで楽しくなってきました」
    「だろ?」
     太一はどや顔で。
    「こなれてきたら、競争しようぜ! 1人でも俺に勝ったら俺が全員に何か奢る。俺が勝ったら1品ずつ奢れ!」
     女子達は顔を見合わせる。まともにやったら勝てそうもないが、1人でも勝てば、というのは悪くない条件?

     練習の足を止め、サンタに手を振る音雪に、才蔵は。
    「流石に雪の上は冷えますね……大丈夫ですか?」
    「雪国育ちなので、寒さはへっちゃらですよっ」
    「音様、随分上手なのですね」
    「えへへ、ありがとです! でも才蔵さんも、もうお上手ですよ」
    「サンタやトナカイに負けていられません」
     笑みを交わして、練習再開。

     ワイドゲレンデに出世した樹斉とハリマ。
    「樹斉がトナカイをやたら嬉しそーに追うのは獣の本能?」
     ハリマはその樹斉を必死に追いかけていく。
    「並んで滑ってみたいけど、まだまだ稽古が必要だな」
     何とか下まで降りると、笑顔の樹斉が待っていて。
    「センパイ、一休みしてココア飲もっか!」

     平地での片足滑りをマスターしたマキナは、緩斜面に連れ出された。
    「スキーのハの字の感じ?」
     まだ若干へっぴり腰。
    「ボードは足固定すっから、ハの字は無理よ、フフ」
     秀憲は横滑りとバランスの取り方を説明すると、板を着けずに彼女を見守る。
    「うん、いけそう?」
     と思った途端マキナはすっ転び、転んだままあらぬ方向に滑っていき、雪山に突っ込んだ。秀憲は慌てて追いかける。
    「センパイ、たーすけてー!」
     伸ばされた両手は力強く引っ張り上げられて。
    「ちょー、雪まみれやん」
     朗らかな笑い声が響く。

    「待ってください、テディ、タビー!」
     フェリシアは恋人と双子の姉を必死に追いかける。
    「タビーは上手だけど、フィリーはスキー苦手なんだね……あっ」
     デティが立ち止まると、フェリシアがバランスを崩しそうになっていた。
    「危ないっ」
     咄嗟に手を出すが、その手に掴んだのはふにっと柔らかい物体。
    「ひゃ、テディそこ……」
    「ごめんっ!」
     動揺したテディもバランスを崩し、フェリシアに押し倒され……そして何と唇が。
    「んむ……ぅんっ、んんっ!?」
     タバサが絡まり合う2人を苦笑して見下ろし、
    「フィリーってば昼間から積極的―♪」

    「俺がきっちり教えてやるから安心しろな!」
     イイ笑顔の慧樹に羽衣は、
    「うい、雪国育ちだけどスキー初めて! 教えてね!」
    「おう、まずは転ぶ練習から……と、おっとと」
     スキー板を嵌めた途端、しゃがんだまま滑りだした羽衣を、慌てて捕まえて。
    「こりゃ板つけて動くトコからだな」
     羽衣は神妙に頷いた。
    「ナイターまでに何とかしたいな」

    「受け身やバランスの取り方とか、格闘技の延長と思えよ」
     高明は使い込んだボードを履いて【現代格闘技学部】の仲間にレッスン中。
    「(身体能力も高いはずだし、バベルの鎖もあるしイケるだろ……多分)」
    「こ、こうでしょうか」
     桜花はじわじわと滑りながらも、
    「(今転んだら、高明さんの細マッチョな胸板にっ……)きゃーっ!」
     雑念ハンパなく、バランスを崩して派手にすっ転び、サイドの雪山にダイブ!
    「あーあ雪まみれじゃないか」
     高明は素早く助け起こしに行く。
     一方あおさはイチャイチャする2人(?)に、すっかりとり残されていた。スタート地点でぶるぶる震えている。
    「ちょ、ちょっとぉー! 私を忘れてない!?」

     1人でスキーを慣らしていた【大聖堂】のカーティスは、何人もの男性に声をかけられて困っていた。
    「僕男の子なのに……」
     そこにリアンが。
    「俺につきあえよ。一緒にいれば声かけられることもないだろ」
     雪山初体験のリアンは豪勢にスキーの個人レッスン中である。
    「うん……ありがとう」
    「これから上級者コースに行くんだ」
    「え、もう? 今日初めてで……?」
     一方、ギルドールは潤子にスノーボードを教えていた。
    「スキーより操作は簡単なんだね」
    「慌てなくていいからね、体重を載せて向きを変えるんだよ」
    「こうかな……わっ、段々滑れるようになって来たよ! ほら!」
    「ふふっ、上達が早いね潤子……あっ、あれはリアンじゃないか?」
     緩斜面を併走していると、上級者コースの方からかっとんでくるリアンが見えた。心配そうに後をついてくるカーティスの姿も。
    「わあ、もうあんな上から……センスがいいんだねー」
    「雪まみれだから何度も転んでるんだろうけど、度胸があるね」
     感心していると、下までたどり着いたところで、リアンはブレーキに失敗して盛大に転んでしまい……。
     それでもリアンは仲間に向かって、
    「楽勝」
     雪まみれで親指を立てた。

    ●山頂コースにて
    「急なとこを迂回すると中級くらいだそうだ」
    「あーら、ムネハラクンは上級ときいたけど?」
    「まあな。でも北海道とは雪質違うし、まずは足慣らしだ!」
     かまちはいきなり直滑降で滑り出す。
    「腕前見せてもらうよー!」
     七も張り切って追いかける。

    「頑張るぞー!」
    「張り切ってますね」
     山頂コースのてっぺんで気合いを入れる真琴に、典が声をかけた。息抜きに上ってきたところだ。
    「あっ、春祭先輩、追っかけてっていいでしょうか?」
    「僕をですか?」
    「はい、上手い人の後ろをついていくと良いって『スキーが上手くなる本』に書いてありましたんで!」
     典は笑って。
    「なるほど。じゃ行きますか」
    「はいっ!」

    「下よりもっと白い! 寒い!」
     リフトから降り、ボードを履き直したルーパスは犬のようにはしゃぐ。彼にとって、雪山はワンダーランド。
    「上ってきちゃった……」
     もふもふの上着にスキーを履いた光がぼそりと呟く。2人とも初心者なのだが、下で一通り練習しただけで、山頂行きのリフトに乗ってしまったのだ。
    「どうせなら高いところを目指さなきゃ! 行くよ!」

    ●森林コースにて
     森林コースでは【井の頭1-9】の勝負が始まっていた。
    「(まともにやったら勝てない……)」
     一計を巡らせた緋織は、先を行く太一の背中に向かって、
    「あ、あのお姉さん、美人さん……!」
    「何! どこだ!?」
     太一は急ブレーキ。
    「あ、本当だ。すごく綺麗な人だね」
     美人が通りかかっていたのは本当で、蒼月がナチュラルに煽る。
    「イエーイ!」
     見事ひっかかった太一は、
    「お姉さん、プリンス太一が貴方にこの滑りを捧げます!」
     美人を追いかけていったはいいが、コブに気づかず……。
    「うおおお!?」
     ぼーん。
     ひっくり返った太一の脇を、
    「安全第一でね~」
     女子たちがすまして通り抜けていく。

    「おお、なゆた殿はなんと機敏な……流石は経験者であるな」
     神羅は恋人の滑りを感心して眺めている。
    「景色がいいと気分がいいね!」
     なゆたは楽しげだが、実はそれほど経験があるわけではない。
    「慣れたら山頂コースにも行ってみたいな……うわっ!?」
     慢心からか曲がり損ない、サイドの林に突っ込みそうに。
    「……!? あ、危ないっ」
     神羅は必死に追いかけ引き戻そうとする……が、初心者の悲しさ、スキーが絡まり2人共転倒してしまう。
    「あ、ありがとう、もしかして止めようとしてくれ……あ……」
     なゆたが顔を起こすと、至近に神羅の顔があって。
     密着した互いの体が、妙に温かい。

    ●山腹コースにて
    「なんでこんなとこ来ちゃったんだろう……」
     あおさはうつろな目で急斜面を見下ろし、桜花はひきつった顔で、
    「こ、ここは2人にお手本をみせてもらおうかしら~!?」
    「任せろ、見てろよ!」
     高明は女子の前でイイところを見せようと、雪煙を蹴立てて滑り出す。
    「くうっ……」
     あおさも意を決して斜面に乗り出し、
    「ま、待って、おいて行かないで~!」
     桜花も慌てて追いかける。

     かまちと七は山腹コースのコブを攻めまくっていた。
    「ああ、この風切るカンジ好きだわ」
     上から崖のような斜面を見下ろした瞬間は少々後悔したかまちであったが、いざ滑り出せば楽しくてたまらない。
    「コブを膝のクッションでクリアして、スピードを殺さない様に……」
     彼を必死でおいかける七も、
    「宗原よりは乱暴な滑りだろうけど、気合いで……足取られないようにっ」
     緊張が大分解けてきたようで。
    「やっばい、楽しくなってきたー!」

    ●夕暮れのロッジにて
     ルーパスと光はロッジからツリーを眺めていた。夕暮れの空とライトアップに、ツリーが幻想的に浮かび上がる。
     テーブルには飲み干したコーヒーと、サンドイッチ。
     散々遊んだ後の、心地よい疲労がふたりを包む。

    「あ、お弁当―♪」
     今度は私の番とばかりにテディの隣に座ったタバサは、テディのほっぺたの食べかすを舐め取った。
    「うわ……あんまりくっついたら食べづらいよ……」
     テディは顔を真っ赤にする。
     ふふ、とタバサはテディと、向かいの席でしゅんとしている妹に笑いかけ、
    「でもこの後は」
    「もちろん」
    「3人一緒にね♪」

    ●夜のリフトで
    「うわあ、イルミネーションキラキラね!」
     何とかリフトに乗れるようになった羽衣は、高さを忘れてはしゃぐ。
    「こら、バタバタするなよ」
     慧樹は肩を抱き寄せた。
    「あ、ごめんね……」
     コテリと慧樹の肩に羽衣の頭が……一緒にいられるのが、傍にいられるのが、とても嬉しい。

    「そういえば、クリスマスというものを貴女と過ごすのは初めてですね」
     才蔵の言葉に、イルミネーションに見とれていた音雪は振り返り、恋人の腕に自分の腕を絡ませて、ぎゅっと。
     色んな季節を、この人の隣で感じたいと願う。
    「――メリークリスマス」

    作者:小鳥遊ちどり 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年12月24日
    難度:簡単
    参加:42人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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