◇光に透けるシトリンの髪、アパタイトの瞳はどこか遠くを捉えた儘。儚げな微笑み浮かべ、傍らの愛しいひとと共に、日々を消費するだけの生。最低限の栄養と、睡眠。あとはきみさえ、居てくれたら。◆極度の方向音痴。学校と家の往復でも迷うほど。石集めが趣味。拾い集めては迷子になって、そのまま夜まで、ぼんやり。◇掌に残るのは覚醒の日の熱。あの日砕けた灰色の石は、今もまだ宝物。――わすれない。◆vivi/米津玄師