古い街のはずれ。
木造二階建ての古びた飲み屋ビル。
その真ん中に看板の電燈が点いているのを
誰も見たことのない喫茶店がある。
ベルをからからと啼かせて扉を潜ると、
はてどうしたことか。
アンティーク調の喫茶店その奥には
壁を切り取ったようにすっぱりと途中から
高い天井に異国の城内の様な内装。
そして、そこに広がるのは見渡す限りの本の山。
広い室内の真ん中にぽつりと置かれたテーブルとソファ。
そこにだらしなく腰掛けて本を読んでいる少年が、
貴方に声を掛ける。
「いらっしゃい。君はどんな物語を読みに来た?」
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+喫茶店
+本棚
+閉架