此処は、生前よくして下さった、おじいちゃんが亡くなった小さな営業写真館を自分が譲り受けて活動してるっす。
*
壁をぐるり、と見渡すと色褪せた家族写真は皆笑顔で
撮影者の人となりが判る様
隅のデスクには一世代前のMacと、プリンター、フィルムスキャナ
それから様々な印刷用紙の山
横の書棚には新旧問わず、写真集や雑誌がずらり、退屈はしなさそう
天井で巻き取られてる布から下がる紐を引けば薄青のバックスクリーンが登場
「まァ、訪れる人も居ないし、必要ないっすけど興味があったらやってみます?」
なんて、少女はケラケラ笑いながら古びた照明器具や三脚を指差す
奥の扉には『必ずノックをして!』と言う張り紙が
暗室らしく、ひんやりした空気と、独特な薬品の香りが貴方を迎える
印画紙を乾かす乾燥機も、怪しい音を立てているが一応動いてる模様
*
少数部員募集中
ちょっとマニアックっすがフィルム、デジタル問わず写真が好きな方なら大歓迎っす!