剥製の部屋

路地裏に圧迫されるように小さな店がある。
土埃で曇ったショーウィンドウの中には、翼を広げた鷹の剥製。
羽は埃で汚れきっているが、義眼だけが鮮やかに獲物を狙い続けている。

薄暗く狭い店内は外からでは何も見えないが
扉を潜ると、雑多な装飾の中に人影が動いているのが分かるだろう。


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店主不在の家具装飾品店。
営業はしておらず、中はゴミと埃と蜘蛛の巣で足の踏み場も無い。
持ち主からある程度の自由な使用許可は出ているが、何をするにしてもまずは掃除から。