『魔法使いたるもの、欠かせない物がある。
ウィザードハット、箒は必需品として
後は懐中時計など人それぞれ好みか。
昔は何らかの形で手に入れた後
レベルが上がったら都度旧校舎で強化して使うか
泣く泣く倉庫に保管するかの二択だったが、
今はショップに並んでいる物を購入すれば
何時でも自分のレベルに応じたものを入手出来る。
という訳で、その便利さを利用するべく
原則として此処では俺が欲しい物を作って
俺が使用する為に店頭に並べておく仕組みだ。
もしもそれがお前の目に留まったならば、
買っていくのは別に構わない。好きにしろ。』
――古びた団地の一角で、バベルの鎖の効果を盾に
魔法使いが自分の為に好き勝手する、しょうもない場所。
そんな所でも用があるなら、出入りは自由、ご勝手に。
『せめて営業時間決めて、それ以外は鍵閉めなよ!』