大正時代からある喫茶店。
壁は脂で黄ばんでポスターの跡を残し、木材は飴色に光っている。
持ち主の死とともに宙に浮いた物件になっていたようだが、
新しく黒地に金文字の看板がぶら下がっていた。
【Redemption 000】
それがこの場所の名前のようだ。
曰く、かつての動労の拠点。
曰く、かつての学生闘争のアジト。
曰く、かつての新興宗教団体の集会場。
いやに淀んだ人間の業の匂いがするし、ここに集まる人間もその手の匂いをさせているのだろう。
しかしこの場は何も問わずに飲み込むだけだった。
___
顔無し・★無し・出現頻度無しの3つの0を許す場所。
特に審査なし。クラブパワーメディック固定。
戦争だけがんばる人たちを応援。