武蔵坂学園から少し離れた、ある道を奥まで進んだ所にある古びた館と庭園。
かつては、別荘として建てられていたのであろう館は、今は誰も住んではおらず、その存在を今まで誰一人として知る事が無かったようだ。深淵の庭園と名づけられたのはその為だと思われる。
庭園は荒れ果てているが、手入れをすればきっと本来の姿を取り戻せるに違いない。
安らぎの場と呼ぶにはまだ程遠いかもしれない。が、訪れた者達でそれを作っていきたい。きっと、この庭園もそれを望んでいるに違いない。
そんな訳で、訪れた者達自らの手で安らぎの場を作っていけたら良いなと思っています。