裏町廃教会

駅から鼻歌を歌いながらしばらく道なりに
やがて見えてくる大きなスーパーの影に隠れた道を右へ左へ
いつ見てもお客の居ない小さな喫茶店の近くににそれはある

かつての白い壁は蔦に覆われ
毎日町の人に時間を知らせていた鐘はさび付いた
この小さな教会

もう十年は人が居なかったそうだが
最近物好きが移り住んだそうです
そして町の子供たちにあれやこれやの
色々な事を教えているんだとか

そしていつかこう呼ばれるようになりました
廃教会の寺子屋さん、と