黄昏の社

　
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鳥居を潜り、

社殿まで参道を歩く。

手水舎で身を清めて

本殿の隅の秘密の小道へと進めば

置き去りにされたように佇む摂末社。

いつの日に忘れ去られたのか、

いつからここにいるのか。

分からずともここにいる。

本来、本殿にあるはずの。



―――――神使の姿、ふたつ。

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