●数年前の、出会いの日。
佐藤の表札、戸建ての平屋。
勝手口のほど近く、塀からはみ出す蜜柑の木。
「ちょっと登れば…取れそうなのよ。」
「どこかに台はないでしょうか?」
台を探して、庭に入って、木をよじ登って…ほどなく落
ち
て。
蜜柑に釣られた2人の来遊者。
家主に見つかり2人は共犯者。
でもおじいちゃんはとっても笑顔で。
これからも遊びにおいでって蜜柑を手渡し、
お庭の向こう側にある離れを案内してくれたのでした。
●memo
*佐藤さん
名は敏夫、NPCである。
2人のことを孫娘の様に想ってくれる優しいおじいちゃん。
*離れ
和室のだだっ広い部屋。
ゴロゴロまったり、2人の秘密基地。
*縁側とお庭
広いお庭が見渡せる陽当たりの良い特等席。
ひょいっとサンダルつっかけて、お世話も収穫も気の向くままに。
●ご案内
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