= 目次 =
壱番目の不思議
「泡沫に眠る紫深花(ウタカタニネムルユカリミバナ)」
弐番目の不思議
「常緑夢の躯駆り(ジョウリョクムノカラダガリ)」
参番目の不思議
「欠け駆ける黄花空木(カケカケルキバナウツギ)」
四番目の不思議
「溟海に咲く青葛藤(メイカイニサクアオツヅラフジ)」
伍番目の不思議
「白」
淕番目の不思議
「赤霞に消えた少女」
七番目の不思議
「×××××××」
= 後書き =
これは、消えた“6人目の少女”を巡る物語。
彼女は一体何処に消えたのか。
果たして、彼女は存在していたのか。
何処からが泡沫で、何処からが真実か。
――答えは未だ、霧霞の中に。