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その狂気を、その地獄を、――人は戀と名付くのです。

部長:夜西・鳴子(世迷い言・d33367)
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褪せた鳥居の向こうは何時の頃か廃された旧い社。
とうの昔に神は喪われ、静寂を雨が湿らすばかり。

故に人知れず訪うには都合が良いのです。
約束代わりの小指の骨は丹念に削れるし、
愛され微笑むあの目を抉るなら夜更けに、
振向かぬ手足を結んで繋ぐにも相応しい。

無論私の話ではありません。
しかし空想でもありません、これは確かにあった出来事。

気になりますか、ならば確かめてみては如何でしょう。
今宵も火に入る蛾のように集うはず、
欲に身を窶した人間たちの暗澹たる物語。
七つには未だ足りぬ、摩訶不思議な物語。

ところで貴方、可笑しなことだと思いませんか。
その妄執、その愚かで醜い狂気、此岸の地獄を、
人はまるできららかなもののように呼ぶのです。


――その名を、戀と。



  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 ■■ 石段の向こうは闇深く、今日のところは
■■■ 残念ながら踏み入ることが出来そうにない。

■禁区のステータス

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夜西・鳴子(世迷い言・d33367)
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