全キャンパスからほどほどに遠い位置にある古びた屋敷。
館自体にこれといった特徴は無い。
質素だが堅実な造りの洋館だ。
かつては由緒正しき商家が管理し
大勢の人が生活していたのも昔の話。
壁面を覆う蔦と荒れ放題の庭が
最後の住人が此処を去ってから
長い年月が経った事を感じさせる。
誰も居ない、何も無い筈の廃墟。
訪れるものと言えば猫達くらいのその建物に、
最近別の生き物の気配がするようになったと人々は噂する。
同時期から聞こえ始めた獣の遠吠え。
館の中にいったい何が住み着いたのだろうか…。
【クラブ説明】
狼が猫と一緒にゴロゴロしていたり
仏頂面の青年が書斎で本を読んでいたり
中庭で棍を振り回して鍛錬するだけの場所。
書斎だけはかつての姿を取り戻したが
それ以外はとても人が寛げる領域では無い。
遊びに来るのは自由なので、
静かに流れる時間を読書や鍛錬で
過ごしたい人はどうぞごゆっくり。