辺鄙なところにあるわさび色の屋根瓦が特徴的な一軒の元民宿。
庭を掘ったら湧いて出た温泉が自慢でしたが、
経営していた老夫婦が高齢を理由にリタイアし、
手伝いも兼ねて下宿していた親戚の息子が何故か建物の管理を任されました。
うん、まぁ新しい部屋を探さなくて良いのは有り難いんだけど……
ちっちゃい旅館規模の建物を一人で管理するとか無理だよね。
灼滅者の仕事(?)もあるし。
荒れるのが目に見えてるよね。
あと、何より寂しい。
……(ポツン)
……寂しいなら、人を増やせばいいじゃない!
よし、いっちょ住人を募集してみよう!
そんなノリで寮だかシェアハウスだかわからない感じになりました。
雨露をしのぎたい住所不定の灼滅者さん、
セカンドハウスを探している灼滅者さん、
いかがですか?
入居者、友好、ともに歓迎します。