一日のうち日没直後、雲のない西の空に夕焼けの名残りの「赤さ」が残る時間帯である。
西の空から夕焼けの名残りの「赤さ」が失われて藍色の空が広がると、
「まがとき=禍時」という時間帯に入る。
その時間を黄昏と呼ぶ。
一見穏やかに過ごしつつも、「まがとき=魔が時」に備えながら共に過ごそうではないか。
●「たそがれ」は、江戸時代になるまでは「たそかれ」といい、
「たそかれどき」の略である。
暗くなって人の顔がわからず、「誰そ彼(誰ですかあなたは)」と訪ねる頃合いという意味である。
現代社会において、特に都会では隣人関係が希薄になりがちだ。
故に知っている者でも、知らぬ者でも「誰そ彼」と声をかけられるようなそんな場所―
情勢もそこそこに、お喋りを楽しむ戦士の休息所と言った所かな。
のんびりな君も心配要らない。
俺自身がのんびりだし、初心者同然だからさ。
「此処は放課後サロン『黄昏』、今日も君が来てくれるのを待っていたよ。」