南奉行所の語屋

陣屋のように木造で古い建物、その中のとある一室にて観光客の話を聞く男が一人。
最近あった辛いことから、些細な面白いこと。
自身の過去、あるいはとある日のこと、あるいはとある少年少女の物語。
彼ら彼女らの口から流れるその様々な物語に耳を傾けそして、そのはなしのために筆を執る。
書物に書いていくは彼ら彼女らの物語。

「よぉ、いらっしゃい。何か話してぇこと、恨み、物語……俺に聞かせてはくれねぇかぃ？」



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