ここは武蔵坂学園学外に建設された聖堂。
一見何の変哲もないように見えるが、中へと入ればそこには異様な光景が存在していた。
窓を飾るステンドグラス。それは本来の彩り豊かなものではなく、白と黒のモノトーン。
そこから降り注ぐ光は教会内を不可思議な色で染めていた。
「来たか、新たなる同志よ」
その光の中佇む者がいる。
紅く、黒い。
この白と黒の世界において、文字通り異彩を放つその者。
龍の如き金色の瞳が来た者を射抜き、にやりと笑ってみせた。
「待っていたぞ」
ここは竜を屠った剣の名を持つ騎士団。
来たれ、力を持つ者よ、戦う意志を持つ者よ。
その名と誇りを掲げろ、そして弱き者の盾となり、邪悪を斬り裂く剣となれ。
「さあ、今こそ反逆の刻だ!」
※詳細は当騎士団についてを参照のこと。