やたらと埃っぽい二階建ての蔵。
暫く人の手に触れていなかったようです。
扉の隅に、雲雀の紋が刻まれていました。屋号でしょうか。
それにあやかって、ここの名前は「雲雀倉庫」としましょう。
一階は棚一面のガラクタに埋もれています。
急な階段を上がると屋根の高い二階。
二階は古今東西の書で埋め尽くされています。
軋んだ本棚と文机がありますね。
また、二階にはすずめの親子が、全体にはノラ猫が棲みついています。
捜せば他の動物もいたりするかもしれませんね。
本を読むも動物たちを可愛がるもご自由に。
僕は僕なりにゆるゆると過ごしたい所存です。
雀や猫たちのように、一時の憩いの場としてもどうぞ。