墜ちた少女の帰還

    担当マスター:皇弾

    <オープニング>

     学園のとある教室。
     集まった灼滅者達を迎えたのは、笑顔の少女だった。
    「みんな集まったね? じゃあ、説明始めるよ!」
     須藤・まりん(中学生エクスブレイン・dn0003)は元気に宣言して、
    「えっと、みんなは闇墜ちって、知ってるよね?」
     急に神妙な顔つきになるとたずねた。
     闇墜ちとは、ヒトがダークネスになる現象。つまりこの場に集まった面々も無関係ではない、いつか起こるかもしれない現象だ。
     ただ学園で生活していれば、闇墜ちする可能性はかなり低いといえる。
     だがダークネスと対峙し危険に身をさらす以上、完全に防ぐことは出来ないのが現状だった。
    「闇墜ちするとね、灼滅者だった頃の10倍近い戦力になってるんだよ。いまの時点で活動しているダークネスの、中位以上の強さだね」
     味方が敵に回り、しかも強い。それはつまり、すごく厄介だということだ。
     しかしなぜ、今そんな話をするのかといえば――。
    「わたしたちの仲間、学園の灼滅者の中に闇墜ちした人がでちゃったの……」
     今回確認された学生の闇墜ちは5人。
     放っておけば間違いなく事件を起こし、被害は広がるだろう。
     だが、今ならまだ救い出すことが出来る。
    「だから急いで現地に向かって、闇墜ちした仲間を助けてほしいの」
     まりんは胸に抱えていた本を開くと、間に挟んでいた地図を差し出した。
     折りたたまれていた地図を広げれば、それは北海道のある山の地図だった。
    「ここに集まったみんなに救出してほしいのは、宇佐美・アキラさん。小学4年の女の子だよ」
     ストリートファイターであるアキラは、他数名の灼滅者とともに依頼を受け、北海道の山奥に出現が予測された眷属を倒しに向かった。
     しかし、だ。
    「帰ってきた灼滅者の報告だと、眷属が予想以上に強かったんだって……」
     敵を甘くみたのでは、勝てる戦いも勝てない。
     結局、灼滅者達は敗北し、メンバーはちりぢりに逃走した。
    「途中で、アキラさんがいないことに気づいたんだって。アキラさん、みんなを逃がすために一人で残って戦ったみたい」
     以後アキラは帰還せず、連絡もなく、行方不明となっていた。
     その彼女が近々、アンブレイカブルとなって山を降りてくる。
     勝負を楽しむストリートファイターと違い、アンブレイカブルは殺し合いを望む。
     人里まで降りたらどんな惨劇が起こるか、想像するのも恐ろしい。
     第一、仲間のそんな暴走を見逃せるはずもない。
    「闇墜ちしたことで人格も変わっちゃってるから、説得はムリだよ。あと外見は小さな女の子だけど、油断しちゃダメだからね。あー、でもあの姿なら油断もないかな」
     アンブレイカブルになったアキラは、明確な武装を有していない。
     ただ目は爛々と紅く輝き、漆黒のバトルオーラを全身に纏って攻防にもちいてくる。
     その姿はまるで血に飢えた狂獣。相対しただけで、その危険性は理解できるだろう。
    「そんなアキラさんが現れるのはココ!」
     言って、先ほど手渡した地図の一点に赤い円をかく。
     そこにあるのは山小屋だ。
    「ここの山小屋付近に、山頂方面から降りてくるよ。周囲は木がまばらに生えてるくらいだから、近くに来ればすぐにわかるはず。というか、近くに来ればアキラさんから向かってきそうだけど」
     事前に山小屋付近に待機して、降りてきたところを迎撃という形になるか。
    「彼女と戦って、勝てれば灼滅者に戻るはず。相手は一人だけど、すごく強い。大変だと思うけど、お願い。みんなの力を貸してください!」
     まりんはぶんっと思い切り頭を下げ、
    「あうっ」
     目の前にあった机におでこを強打すると、涙目になりつつもう一度頭を下げるのだった。

    種類:
    難度:普通
    参加人数:8人
    皇弾より
     初めましての方は初めまして。既知の方はこちらでもよろしくお願いいたします。
     これより皆様の冒険の一助をさせていただく皇弾(こうだん)と申します。

     当シナリオは、闇墜ちした灼滅者の救出依頼となっております。

     戦場となるのは日中、北海道のとある山。
     ある程度周囲が拓けた山小屋付近で遭遇します。障害物となるのは、まばらに生えた木々程度です。

     闇墜ちしたのはストリートファイターの宇佐美・アキラちゃん。
     元々は男勝りで元気な明るい少女でしたが、アンブレイカブルに闇墜ちしたいま本来の人格は微塵もありません。
     説得はムリです。
     最強を目指す修羅状態です。
     実力行使で、倒して正気に戻してあげてください。

     ただ一対一では、到底かなう相手ではありません。他の灼滅者もいることを踏まえ、自分が出来ることをやりきりましょう。
     そうすれば、勝利は手中となるでしょう。

     では新たな冒険の世界にて、皆様のプレイングを心よりお待ちいたします。

    ●参加者一覧

    加奈氏・せりあ(d00105)
    神谷・光彦(d01000)
    燕糸・踊壺(d01205)
    天衣・恵(d01159)
    鈴嶺・聖月(d01517)
    鈴城・智景(d03159)
    真月・誠(d04004)
    火邑・灯(d04770)

    →プレイングはこちら

    <リプレイ>


     北海道のある山。その中腹にある山小屋に、8人の少年少女が訪れた。
     先頭に立って地図とにらめっこしていた燕糸・踊壺(絆糸・d01205)は、周囲の光景を見回すと頷き一つ。
    「うん、ここで間違いないみたいやな」
     確認して振り返る。と、ふと鈴城・智景(小学生ストリートファイター・d03159)に視線が向いた。
     智景はデジカメの画像を確認して、なにやらニコニコしている。
     その様子に気づいた神谷・光彦(自由なる風・d01000)が近づき、液晶画面をのぞき込んだ。
    「そういえばさっきから撮影してたみたいだけど、なに撮ってたの?」
    「ほら、こんな自然がいっぱいなところ来るのあんまりないし、夏休みの自由研究にいいかなぁって思って」
    「うわっやべっ、そういえばそんなのもあったっけ!」
     智景の答えに大声を出したのは天衣・恵(天衣無縫の恵み・d01159)。
     口では「まずいなー」と呟きながら、さして気にした様子もなく周囲の大自然に嬉しそうにしている。
     夏休みを満喫している、子供らしいやりとり。――だが、それもここまでだ。
    「……そろそろ、頃合いですね」
     加奈氏・せりあ(ヴェイジェルズ・d00105)のつぶやきに、パーティーの纏う雰囲気が変わった。
     山の頂上方向にある森林から、複数の野鳥が飛び立つのが見える。
     そちらから近づいてくるのは、エクスブレインが予測した戦いの気配だ。
    「ハハッ、よっし。バトルしようぜ!」
     真月・誠(中学生ストリートファイター・d04004)がスレイヤーカードを手に宣言すると、彼の服装は一瞬で変化した。彼らが通う、武蔵野学園の夏服だ。
     服装だけではない。その身には宿るのは、サイキックエナジーが武器化したバトルオーラ。
     同じくスレイヤーカードから殲滅者としての力を引き出した鈴嶺・聖月(中学生シャドウハンター・d01517)の傍らには、退魔神器を備えた犬が現れた。
     灯は屈んでその犬、サーヴァントである霊犬の頭をナデナデ。
    「一緒に頑張ろう、霊犬」
     主の言葉に、霊犬も「ワンッ」と勇ましく応じた。
     それぞれが戦うための力、キリングツールを装備。臨戦態勢を整えるのを見てせりあが言う。
    「アキラさんは仲間のために、闇落ちしてでも守りたかったんですよね。今度は、私たちでアキラさんを助ける番。絶対に、正気に戻らせましょう!」
     決意の声は、みんなの想いの代弁だ。
     8人が頷き合う中、頂上方向の森林、ほど近い場所からガザガザと何かが近づいてくる音が聞こえだす。
     火邑・灯(小学生ファイアブラッド・d04770)がパンパンと手を打ちならし、右の拳を左手の平に叩きつけて気合いを入れ、ほどなく『ソレ』は現れた。
     少女だ。だが、普通ではない。
     目は赤く爛々と輝き、全身をどす黒いオーラが包み込んでいる。
     彼女は宇佐見・アキラ。武蔵野学園に通う、小学4年の少女。
     8人にとって間違いなく仲間であり、そして救うために、倒さねばならない相手。
     闇墜ちしてアンブレイカブルとなったアキラは、8人の存在を認めると満面の笑みを浮かべ、
    「……ククッ、カカッ! さて、死合うか!!」
     少女の声音で老練な言葉を放ち、一切の躊躇なく突っ込んできた。


     力の激突は、森林と山道の境界線でおこった。
    「来い、アキラ!」
     迎撃する殲滅者側は、誠が先行する。狙いは黒死斬による足止め。
     バトルオーラを腕部に集中、手刀を構え死角を狙うが、アキラは突然加速。低姿勢で一気に間合いを詰めてきた。
     敵がいきなり足下に来たような錯覚に誠の動きが鈍る隙を逃さず、アキラは拳に雷を纏ってアッパーカットを繰り出す。
     誠はとっさに身を引くも、強烈な一撃は胸元をえぐり、衝撃は誠の体を弾いた。
    「ッ!? これが闇落ちか……!」
     話できいていたのと実際に経験するのでは天と地の差。
    「いくらなんでも1人じゃ無理だよ!」
     誠の無茶を窘めつつ、続いてアキラに接近した灯はバトルオーラに体内より生み出した火炎を纏わせ叩きつけるが、アキラの纏う闇色のオーラが腕で密度を増し、紅蓮を受け止める。
    「うわー、すごいねぇーっと!」
     接敵した2人を援護すべく、恵が広げる鏖殺領域。
     広がる殺意にアキラは誠と灯を回し蹴りでけん制すると、両腕を交差してガード姿勢。そこに、智景が攻め込む。
    「強さがどっかのテレビのラスボスみたいだね! でも、テレビと一緒でボク達も負けられない!」
     握り込んだ縛霊手の打撃。
     鏖殺領域をしのいだアキラはガードを解くと、智景の一撃に、迎撃の一撃を合わせた。
    「ほんとに力の差が凄いや……でも、この状態で喜んじゃいけないとは思うけど、ワクワクしてくる!」
     ぶつかる拳と拳。同時、智景の縛霊手から捕縛の網状霊力が飛ぶ。
    「小癪な……」
     霊力を受けながらも嬉しげに、返礼の連打を繰り出すアキラ。それをかろうじてという動きでさばく智景。
     拮抗する2人の拳士の間に滑り込んだのは盾を掲げたせりあだ。
     ソーサルガーダーを発動して自分の防御を強化、同時に誠を回復させつつ、
    「お相手します」
     毅然とした物言いに、アキラは笑みを深くして連打をせりあのWOKシールドに叩きつけた。
     散る火花、ダメージはないがその衝撃にせりあの体がわずかにさがる。
    「回復は任せて。霊犬もいるから、大丈夫!」
    「頼むで」
     すでに癒やしの矢を用意していた光彦に頷き、踊壺も前へ。
     側面よりレーヴァテインを打ち込むが、闇色のバトルオーラに阻まれた。
    「援護を、霊犬!」
     近場の木、その陰に半身を隠した聖月がガンナイフで行う援護射撃。
     銃弾は幾度となく振るわれるアキラの拳を叩きけん制するが、いくらか威力を削ぐのがやっとだ。
     主に呼応して霊犬が放った六文銭も、バトルオーラに弾かれ効果は浅いか。
     アキラが一際大きく拳を振りかぶり、せりあの守りを打ち抜く。
     いままでとは威力の違うソレは鋼鉄拳。せりあのエンチャントを砕き、さらに身を削る。
    「クッ、強い、ですわね……」
     これが闇墜ちした殲滅者、ダークネスの力だ。アキラが仲間を守るため、己を捨てて得た力だ。
     アキラの攻撃を防ぐことも避けることも困難で、こちらの攻撃は当てることも簡単ではない。でも、
    「でも、頑張って、アキラちゃん正気に戻そう!」
     智景が声を上げ、
    「うん、みんなで一緒に帰るんだよ!」
     灯が再びレーヴァテインで仕掛ける。
    「効かぬ」
     これは防がれた、だが、
    「1人じゃねえぜ!」
     光彦とその霊犬による回復を受け、灯に合わせて動いた誠が鋼鉄拳をたたき込み、アキラの胴体を打った。

     アキラの攻撃がせりあの盾防御を抜ける。何度目かのダメージを受け、光彦による回復援護を受けていたせりあも回復しきれない傷が増えてきていた。
     ディフィンダーとして望んだ状況ではあるが、これ以上支えることは難しい。
    「……っざけてんじゃないよコンチキショー!」
     思わず地の部分を出しつつ、繰り出されるアキラの打撃をシールドで弾き上げる。
     生まれたそのスキに、誠の手刀がアキラの衣服を切り裂いた。
     自分が引き起こした光景に誠の頬が赤く染まるが、目の前をかすめたアキラの一撃にすぐに気を引き締めてバックステップ。
     代わりに接近した智景は、
    「なら、ボクはこれでいくよっ!」
     レーヴァテイン。炎撃はガードされるも、仲間の攻撃は続く。
     恵の黒死斬を回避しようとしたアキラを、聖月の射撃が阻んだ。
    「お、なーいす」
     一瞬動きが遅れ恵の攻撃が迫る、それでも強引にガードしようとするが、そこは誠のティアーズリッパーで裂かれた部分だ。
     手薄な箇所に受けた想定外のダメージに、後退するアキラを踊壺が追撃。聖月とその霊犬が射撃で援護。
     開戦直後の万全な状態ならば受け切れたであろう攻撃も、積み重ねられたバッドステータスがアキラの動きを鈍らせる。
     せりあが耐え、光彦が癒やし、仲間達が刻み続けた結果がここにあった。
    「小癪な、真似を!!」
     アキラがシャウトし、複数のバッドステータスを解除。いくらかの傷も回復させるが、アキラが攻撃の手を緩めれば回復に徹していた光彦や、せりあが攻勢に加わる。
    「ダメだよアキラちゃん、目を覚ましてー!!」
     彗星撃ちに打ち抜かれ、アキラはわずかに怯む。だがそれも一瞬。
    「ククッ、カカッ! 面白い、面白いぞ!」
     高ぶりを抑えられずに笑い、黒のバトルオーラをたぎらせる。
     対し、誠はつまらなそうに舌打ちすると、灯とタイミングを合わせて突撃した。
     迎撃をダブルジャンプという変則軌道でかわし、アキラを左右から挟み込むと、2人で放つ閃光百裂拳。
     左右からの高速連打を、それぞれ片手で受け、さばくアキラの力はやはり恐ろしいものだったが、
    「そこっ!」
     聖月の援護射撃がその防御行動を乱れさせた。
    「お前は強いけど楽しくねぇや……次は『アキラ』……お前とタイマンしたいぜ!」
    「それ、いいね!」
     2人の連打がアキラを捉え、穿つ。
     それだけの攻撃を受け、
    「ククッ……」
    「ないわーまじでないわー」
     なお笑うアキラに恵は苦笑を浮かべ、他の殲滅者達も身構える。が、
    「クッ、カ、ハッ……」
     ビクンと震えたアキラは、そこでようやく力尽きたように仰向けに倒れた。
    「と、大丈夫!?」
     灯が慌てて駆け寄りる。
    「……あ、戻ったかな? だいじょうぶー?」
    「アキラちゃん、どう……?」
     智景と光彦も続き、アキラの顔をのぞき込む。
     蓄積したダメージで気絶しているようだが、大きなケガは見られない。
     闇色のバトルオーラも消失し、ただ普通の少女がそこにいた。


    「えっと、とりあえず山小屋に運びませんか?」
     聖月の提案と、
    「私も、少し休みたいですね」
     せりあの要望に従い、山小屋に移動して約10分。アキラが目を覚ました。
    「……んー? えっと、あたし……?」
     状況が理解できないようで、小首をかしげるアキラ。
     その目に赤の輝きはなく、ただ不思議そうに小屋内にいた8人を見回した。
    「……えっと、だれ?」
     問われて灯はみんなと視線を交わしあい、
    「戻ったよー!」
     喜びを爆発させて飛び跳ねる。
    「よかった……本当に……」
     聖月はあまりのうれしさに泣き出してしまう始末で、
    「え、どういうこと?」
     アキラはますます混乱するのだった。

     説明を聞き終える頃、アキラはズーンと気を落としてうつむいていた。
    「うぅ、なんか、ごめん。迷惑かけちゃったみたいで……」
    「まあ、気にせんでえぇって」
     踊壺が笑って言うが、アキラはうつむいたままだ。
     恵はそんなアキラの肩に手を乗せると、静かに語りかけた。
    「じゃあ、もし私達が闇堕ちしちゃったら助けて欲しーな。それでおあいこ。みんなもそれでいいよね」
     周りに問いかけると、それぞれに肯定に答えが返る。
    「う、うん! それはもちろん! 約束するよ!」
     アキラが顔を上げて、コクコクと頷いてみせた。
    「あ、でもオレはタイマン勝負一回で貸し借りなしでもいいぜ」
    「あたしと勝負? それならいつだって受けて立つよ!」
     誠の挑発的な言葉に、アキラは腕をぶんぶん回して応える。
     2人はそのまま不敵な笑みを浮かべ向かい合い――そうになるのを、光彦が止めた。
    「や、やめてください。2人とも全快したわけじゃありませんし、学園に報告もしないと」
     ごもっともだ。
    「じゃあそれなりに休みましたし、山を下りましょうか」
     座っていたせりあが立ち上がり、ぐっと伸びをする。
     みなも同じように体を動かし、山小屋の出入り口へ向かおうとしたとき、ふと灯が声を上げた。
    「あのさ、帰る前に……せっかくの北海道なんだし、ラーメン食べて帰らない? おごるから! なんならおごるから!」
     必死だ。
    「ラーメン……」
     アキラ含め、数名もその魅力に反応したようだ。パーティー最年長の聖月は苦笑を浮かべ言う。
    「まあ、学園から頂いている必要経費もありますし、贅沢しなければラーメンくらい食べて帰れるでしょう」
    「じゃあレッツゴー!」
     灯が山小屋から飛び出した。
    「競争? ボクも負けないよー!」
    「競争!? あたしも負けないよ!」
    「あ、まってよー」
     智景が続き、アキラ、恵も駆けていく。気づけば誠もいない。
    「なんというか、ストリートファイターですね」
    「えっと」
     聖月のつぶやきに、光彦がせりあを見た。
    「いえ、私はもう中2ですし」
     最後に残されたストリートファイターの少女は、少しうずうずした様子で答える。
     踊壺は小さく笑うと、
    「ほな、いこか」
     みなをうながし、仲間達の後を追うのだった。

    作者:皇弾
    重傷:なし
    死亡:なし
    種類:
    難度:普通
    結果:成功!
    出発:2012年8月20日
    参加:8人