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黄金闘技場強襲は、アンブレイカブルの大老、ジークフリート大老を灼滅した大作戦だったわね。
これまでも有力なダークネスの灼滅に成功した事はあったけれど、勢力ボスを、少人数での強襲作戦で灼滅したのは、これが初めてよ。
ダークネス同士の抗争であっても、勢力ボスを討ち取る事はほとんど不可能だから、灼滅者の力が『ダークネス組織の力を超えた』事を示す事件と言えるでしょう。
この戦いでは、長きに渡り暗躍していた一般人『ミスター宍戸』も命を落としたのも忘れられないわ。
ミスター宍戸が、なぜ、あのような存在になったかは分からないけど、第二第三のミスター宍戸が現れないようにしないといけないのよね。
ただ、対策は難しいのよね。ミスター宍戸のような存在になりえる可能性を持つ一般人が現れた時、私たちはどうすべきかというと……。
大多数の一般人の平穏の為には、可能性があるのならば殺害すべきとなるんだけど……。
私たちがダークネス組織を全て滅ぼした後は、『ミスター宍戸』のような有害な一般人への対応についても考える必要があるのかもしれないよね。