石見・鈴莉
(虫喰の炎・d18988)
2015年7月4日
我々3C桜のプレイングを以下の通りと定めます。 なおこのプレイングの策定にあたっては、大綱を取りまとめた御門・心、スレッド等の管理を行ってくれたフローレンツィア・アステローペ、及び意思決定のためのアンケートや内容の推敲に参加してくれた皆の助力が欠かせなかったと思っております。この場を借りて感謝申し上げます。 ---------------------------------------------------- 【1】ファーストアタックの選択 ---------------------------------------------------- 3C桜は『一般人救出』を行う。 ---------------------------------------------------- 【2】基本方針 ---------------------------------------------------- ・3C桜の作戦範囲は札幌駅を中心とした半径3km範囲のうち、地下鉄南北線を境界とした西側とする。 ・東側は「5E蓮」が対応する。 ・行動の拠点をそれぞれ以下の3点に定める。 (1)静修学園 (7)札幌医大 (15)札幌創成高校 ・これらの施設(以下、[救出拠点])を活用し、一般人の収容、及び保護、怪我人が出た際の治療に努める。 ・可能な限り多くの一般人を助けることに主眼を置く。 ・単なる保護ではなく、札幌市外(迷宮化の範囲外)まで避難させることを最終目標とする。 ---------------------------------------------------- 【3】事前準備 ---------------------------------------------------- ・ESPは以下の物を用意。 「プラチナチケット」 「王者の風」 「アリアドネの糸」 「割り込みヴォイス」 「ハンドフォン」 「スーパーGPS」 「ドリンクバー」 ・以下の物資を4D椿、5E蓮と共に十分量確保する。 ・照明…ヘッドライトなど両手が空く物を用意。地下街の探索などで光源が必要な場合に用いる。 ・方位磁針…現在位置確認用。 ・筆記用具…マジック等をグループで数種類所持し、環境に応じて最適なものを使用。 ・地図…一般人救助を行う地域の地上の地図と地下街の地図を両方準備。 ・観光ガイドや住宅地図・看板の地図も併用し、抜けが無いようにする。 ・スーパーGPSの為の利用のみでなく目印・地形の変化等の記録にも用いる。 ・方眼紙…ランドマークの位置関係を把握したり、迷宮のマッピングに使用。個人の記憶を整理するメモ用紙としても利用する。 ・トランシーバー、携帯電話…連絡手段。特に携帯電話は「ハンドフォン」の着信先として絶対に必要となる。 ・背負子、担架…動けない一般人の輸送に用いる。 ・双眼鏡…直線的な長い道路の索敵に活用。 ・手鏡…物陰の先を見るなどの視界の補助。伸縮式のロッドが付いたものを推奨。 ・アラーム…「強大なダークネスと対峙してしまいその場からの撤退すら困難な時」など、迅速に周囲に助けを求める必要がある際に使用。 ・早急にやらなければならない事案を抱えてない探索中や待機中の灼滅者は、アラームが鳴っているのを確認したらそちらへと急行すること。 ・拡声器…伝達用に用いる。 ・毛布…体力低下の激しい一般人の体温を保つために使用。 ・救急道具…ガーゼや湿布、冷却シート、清潔なバンダナ等。主に骨折・発熱等の、移動に支障の出て回復サイキックの「キュア」で対応できない傷病に使用。 ・地下鉄駅員の制服…プラチナチケット使用者用。駅員であると認識させ、避難誘導を円滑にする。 ・救出拠点の管理者に対し、「プラチナチケット」にて交渉。大学等、武蔵坂学園の教員から相手方に話を通した方がスムーズに進みそうな場合は、教員に協力を要請。 ・なるべく直前までの、周辺観光施設や商業施設の該当時期や該当曜日による集客数、及び人口分布などの情報を収集し、人が集まる場所、病院などの避難が容易に行えない場所を中心に、人員をより割いていく施設(以下、[重要拠点])の目星を付けていく。 ・当日の道路状況の情報も収集。工事などには特に注意。 ・道路状況と人韻を割く施設を軸に担当地域の避難マップを作成、配布を行う。 ・当日の拠点設営・救護活動を迅速に行う為に救護準備担当の「4D椿」及び一般人救助担当の「5E蓮」と、事前にブリーフィング及び救護活動の合同演習を行う。 ・特に「4D椿」とは相互に物資の融通をするために念入りに打ち合わせを行う。 ・「5E蓮」の指示班とこちらの指示班で連絡先等を交換し、万が一の場合の調整を行えるようにする。 ---------------------------------------------------- 【4】配属 ---------------------------------------------------- ・救出拠点駐在部隊に8名1班(以下[駐在班])、一般人救出部隊を8名1班(以下[救出班])で形成する。 ・事前に作成した避難マップにより、重要拠点からの避難者が多くなる救出拠点により多くの班を振り分けていく。 ・救出班とは別に、救出拠点同士の相互連絡を行う者を2名、他連合との連絡を行う者を4名、それらを調整し救出拠点ごとに最終判断を下す者を1名、とした総合指示部隊(以下、[指示班])を、各救出拠点ごとに1班置く。 ---------------------------------------------------- 【5】全班共通事項 ---------------------------------------------------- ・学校や公園などの、札幌市の指定避難場所、及び病院などの指定されていないものの、一般人の一時避難が可能な施設を確保した場合、一時救出拠点として利用。 ・パニックを最も警戒し、各班に最低でも2名は「王者の風」を使用できる者を置く。 ・基本的に一般人の自主避難を先導、誘導する形とし、負傷者や自主避難が不可能な者に率先して手を貸す。 ・公的機関、及び医療機関などのスタッフには、命の危険がない範囲で可能な限り協力を仰ぐ。 ・市役所を確保出来た場合、可能であれば市内全域への連絡用スピーカー、及び緊急情報のエリアメール発信を積極的に行う。 ・この際に大きなパニックが各地で頻発する可能性が高く、注意が必要である。そのため事前に3Cの全救出班、及び5Eの全指示班に通達を行う。 ・交通の麻痺に注意し、基本的に徒歩による避難及び誘導を行う。 ・「自力歩行が困難な要救助者が多数居て、徒歩で避難が困難」等の場合でも極力車両は使わず、周囲にいる救出班に応援を頼む、指示班に連絡を行い対応策を練る、等で可能な限り対応するように心がける。 ・雨天等で屋外での待機が困難な場合、屋外の一時拠点は使用せず、極力敵戦場から離れさせるように誘導。 ---------------------------------------------------- 【6】駐在班 ---------------------------------------------------- ・4名は避難してきた一般人の直接の対処に当たり、混乱が起こらないよう努める。 ・3名は救出班や同拠点の別駐在班との調整、支援を行う。 ・1名は指示班へ状況の定期報告を行う。 ・手が空くタイミングが発生した者は同班内で手の足りない部分をサポートする。 ・当日の気候、及び避難者の健康状態に合わせ、「ドリンクバー」の使用や寒暖に対処できるよう配慮。 ・移動可能になった一般人から、戦場の外へ向かわせる。 ---------------------------------------------------- 【7】救出班 ---------------------------------------------------- ・対象となる地域及び建物ごとに、構造や広さなどにより、事前準備の時点で何班必要かを検討しておく。 ・班内での連絡はグループ通話や一斉連絡の取れる物、もしくは「ハンドフォン」を確保。 ・2人は同一の施設に向かう班との連絡役としておき、班内とは別の連絡手段を確保しておく。 ・屋外での一般人の捜索、施設内の探索を行う際は連絡役の内1名が「アリアドネの糸」を使用。最低でも2人一組で行動を行い、緊急の際の応急手当や連絡を行えるようにする。 ・「スーパーGPS」を可能な限り起動し続け、常に自分たちがどこにいるのかを把握する。 ・迷宮化した場所ではスーパーGPSの情報確度が著しく落ちる、もしくはそもそも効果を発揮しない状態になる可能性が高い。今回はそれを逆手に取り「どこが迷宮化しているのか」を把握することにも活用する。 ・迷宮化した所ではスーパーGPS担当者の手が空いていればマッピングを行う。 ・一時救出拠点確保後、一部の班は周辺地域の一般人を救出するまではその施設で駐在班として動く。 ・一時救出拠点ではダークネスによる襲撃が想定される。駐在班は襲撃への対応・防衛も行う。 ・施設内部の救出を行う場合、まずは放送室確保を最優先とする。 ・館内放送にて避難を呼びかけ、班毎に分散、また施設スタッフと協力し、曲がり角、階段、出口などで誘導を行う。 ・医療施設などで、寝たきりなどの自力での移動が不可能な者はベッドごと移動を行い、エレベーター等は極力このような者の移動に使用。 ・施設外、主に路上での救出を行う際はダークネスに注意し、移動を行う際は一般人を8人で囲む形で移動。 ・接敵時は一般人達への射線を遮るように位置取り。一般人の安全を最優先とする。 ・戦闘行動は原則「その場からの撤退」を意識した足止めを主軸として行う。 ・もしも通路等の行き止まりまで誘導でき、またその場にいる戦力で余裕を持って灼滅が行えるのであればこの限りではない。 ・「割り込みヴォイス」や拡声器などを使用し、安定して指示を届かせるようにする。 ・保健センターや区民センター等の行政施設を確保時、そちらにも一部役割を変更し、指示班を置き、連絡や指示に利用。 ・方針に矛盾がある場合【8】以降の現場ごとの方針を優先する。 ---------------------------------------------------- 【8】当日:静修学園 ---------------------------------------------------- ・救出班は石山通周辺、中島公園方向への北上を中心に、救出作業を行う。 ・札幌中央病院、札幌パークホテルを確保後は、そちらも一時救出拠点とする。 ・『(14)大通駅』にある札幌市役所確保のみを優先する救出班、駐在班、指示班の部隊を結成。 ・市役所確保時、可能であれば市町村用の連絡スピーカー、緊急情報を携帯電話等へエリアメールなどとして情報発信するシステムを利用し、市全体に中心地から離れるよう通達。 ・使用のための交渉に際しては、必要であれば「王者の風」を用いる。 ---------------------------------------------------- 【9】当日:札幌医大 ---------------------------------------------------- ・中央区役所を確保しつつ国道230号線に抜け、北上する班と、すすきのへ向かう班に分割。 ・北1条通り、電車通り(南一条)、月寒通(南四条)は大きな通りなので、ここを移動経路の軸としてルートの策定を行う。 ・円山公園、北海道神宮、球場、陸上競技場を確保後はそちらも一時救出拠点とする。 ---------------------------------------------------- 【10】当日:札幌創成高校 ---------------------------------------------------- ・国道5号線を南下する班と、北区役所を確保し、道道89号線から石山通に抜け、南下する班に分割。 ・北海道大学周辺は学生街が形成され、人口密度が比較的高いことが想定される。国道5号線側はこちらの対処を最優先に行うこと。 ・札幌競馬場、藤女子大学、合同庁舎を確保後はそちらも一時救出拠点とする。 ・【17】北海道大学の制圧後は残党退治を行った後、そちらも一時救出拠点とする。 ---------------------------------------------------- 【11】撤退時 ---------------------------------------------------- ・「9I薔薇」を中心として、3C桜で収集した迷宮化に関する情報、及び各連合の情報を統合し撤退経路を策定。必要であれば各連合に通達する。 ・3C桜が保護した一般人に関してはしっかりと保護し、避難させる。 ・必要であれば札幌市外の十分な生活基盤のある土地まで誘導する。 ・避難生活については武蔵坂学園として最大限のサポートが出来るよう学園上層部にも取り計らう。 |
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