■第5ターン結果
●(7)東国文化歴史街道東側
「はじめまして……ってか? 俺の名前は李白だ。よろしくな」
闇堕ちした李白・御理(外殻修繕者・d02346)……羅刹の李白は、灼滅者達を前にそう挨拶の言葉を告げる。
頭に生えた二本の黒曜石の角、長く伸びた白髪。
着物を着崩した李白は、まさに悪童という言葉がふさわしい、無邪気な笑顔で灼滅者達を見やると鬼達に攻撃を命じた。
「誰か今、俺の名前を呼んだかよ? まずはこいつらが相手だぜっ!!」
姿形が変わっているのと同じように、今の李白は元の本人とは異なる。
ダークネス羅刹であり、敵を率いる指揮官の一人なのだ。
李白の号令に、一斉に灼滅者達へと踊りかかる鬼達。
だが、もはやこの鬼達では灼滅者達を止めえないのは明白だ。
灼滅者達は李白に迫り、説得の声を投げかける。
「御理さん……!!」
「戻って来い、御理!」
「ふーん、そっか、なるほどな……。お前らがあっちの方に戻って来て欲しいっていうんなら、それもそれで正しいんじゃねぇの?」
胸に手を当て、李白は風の刃を撃ち放ちながら叫ぶ。
「けど、それも今の『俺』達を倒せたらだぜ!」
「だったら、それを手伝うまでだ!」
鬼達を退けながら李白へと近づいた白星・樹咲楽(たおやかなる大樹・d06765)のシールドバッシュが、李白を打ち据える。
踏ん張ろうとした李白の足が、それまでの蓄積されたダメージに揺らぐ。
「おっと、コイツはカッコ悪いな……だが、この李白がいることを望む連中もいるんでね」
言うが早いが、待機していた鬼達が李白の撤退を手助けする。
少数の灼滅者達は、それを見送りながらも救出の決意を固めるのだった。
●(15)羅刹の村
羅刹の村は、灼滅者達の侵入を受けて浮き足立っていた。
隠れ里という立地からも、この村が戦いを前提としていないことは容易に理解できただろう。
ここまで敵軍勢に侵入されたことなど、いまだかつてない事態なのだ。
ましてや、その侵入者が灼滅者ともなれば、予想だにしないことではあった。
「狼狽えるな!」
『羅刹侠客元締』、あるいは『組長』。
その異名を持つ羅刹村の村長は、羅刹達を叱咤激励する。
「貴様らはそれでも羅刹だろう、御子に無様なところを見せるんじゃねぇ!」
村長の声に我を取り戻し、戦いへと向かっていく。だが、戻って来る者は多くはなかった。
その羅刹達の様子を、村の人間達は不安げに見つめていた。
村に本来いたような羅刹ばかりでなく、異形の姿の鬼達までも加えて、羅刹達は何と戦おうというのか? それすらも理解していない者達がほとんどだ。
「村長さん……うちらも何か手伝いましょうか?」
「あんたらが心配するこたぁ何もねぇ、家ん中で大人しくしてな」
村の『人間』達にとって、羅刹達は隣人であり、自分達を保護してくれている存在なのだ。これもまた一つの『共存』だ。
「灼滅者に、それを台無しにされてたまるかってんだ」
村長は、密かに呟いた。
(15)羅刹の村:Battle58
村での戦闘は、灼滅者達の側の優勢で進んでいた。
殲術再生弾(キリングリヴァイヴァー)の存在、そして自分達の特性を生かすような
身体的な能力ではともかく、こと「戦い慣れ」という面において、武蔵坂学園の灼滅者以上に経験豊富なダークネスは数少ない。
殊に他の者との連携を取って戦うようなケースとなれば、武蔵坂学園の灼滅者達は、明白に実力が上の敵集団すらも打倒しうる。
「な、何なんだこいつらは……!」
「先生だ、先生を呼べ!」
羅刹達を拳の連打で下したラピスティリア・ジュエルディライト(夜色少年・d15728)の耳に、そう言葉を交わす羅刹達の姿が映る。
「円蔵先生、お願いします!」
「……はぁ、冗談キツいぜ。こんなドツボにはまった博打は、逃げるのが常道なんだがなぁ……」
嫌気がさしたように、男の羅刹は子分たちをかばうようにラピスティリアの前に進み出た。
日本刀を手にした男の腕は、他の羅刹とは比較にならないだろう。
男は目を眇めると、灼滅者達をじっくりと眺める。
「あんた達、さては時間制限があるな? ……いくさも博打も、しまいまでは分からんようにできてるンだなぁ! 『荒法師』円蔵、行くぜ!」
「その時間制限の前に、そちらを倒せばいいだけの話です」
ダークネスと灼滅者の違いはあれど、互いに近距離戦闘に特化したサイキックの使い手だ。
他の灼滅者達をも加え、「荒法師」円蔵を名乗った羅刹との戦いは、他の羅刹達をも加えて加速する。一気に押し込んでいった。
「「鬼神変……!」」
男とラピスティリアの腕部が、共に巨大化した。
一瞬早く男の元へと達したラピスティリアの拳を受けて、円蔵が倒れ伏す。
「くっそ、旦那の博打は負けか……?」
「身に合わぬ大望のツケですよ」
「やれやれ……」
男の溜息とともに、男は動きを止めていた。
(15) 羅刹の村 Battle:13
羅刹の村の中央部では、巨大な羅刹が灼滅者達との戦いを繰り広げていた。
中でも、額に3つの顔を持つ、巨体の羅刹だ。
「そぉれ右だ!」
「左だ!」
「真ん中と見せかけて右だ!」
頭の上についた3つの顔が、それぞれにデタラメなことを言いながら手にした長い「串」で足元の灼滅者達を突き刺さんとする。
「おっと、後ろで子供が死にそうだぞ!」
「足元に地割れが迫っているぞ!」
「後ろに敵だ!」
中には本当のことを言っている場合もある。
「アナタ実に良い性格をしてらっしゃいますねHO!HO!HO!」
「な、何だあいつは!」
「新手のダークネスか!」
黒いスーツに身を包み、大鎌を携えた影蔵・路人(楽しい悪夢への案内人・d09532)はステップを踏むような足取りで鬼のもとへと滑りよる。
「デタラメで楽しい悪夢へとご招待してあげましょう!」
「「「押し売りはお断りだ!」」」
巨大な串が頭上から迫るのを鎌で弾き、反対の手で取りだしたマテリアルロッドで鬼の足に触れる。爆発的に膨れ上がる衝撃に鬼が身もだえした瞬間、灼滅者達の一斉攻撃が鬼を襲う。
「「「うおおおお!?」」」
「HO!HO!HO!」
路人の高笑いの中で、鬼の肉体は消滅していくのであった。
(15) 羅刹の村 Battle:9
灼滅者達は村の奥、羅刹組の組長がいる一角にまで迫っていた。
「……来たか」
覚悟を決めたように言うと、年季の入った長ドスをすらりと引き抜いた。
長ドスの刀身が、夏の日差しを受けて輝く。
「赤城山の忠次郎。参りやす」
組長は名乗りと共に、目にも止まらぬ速さでそれを振りぬいた。
近付こうとしていた灼滅者が、一瞬にして切り裂かれる。
羅刹任侠の中でも群を抜いた技の冴えに、周囲の羅刹達の士気が上がるのをヴォルフ・ヴァルト(花守の狼・d01952)は見てとった。
羅刹達は組長を中心として、崩壊しかけた戦線を立て直さんとしていく。
「全く、大したモンだ、学生さん!」
意外なことだが、組長は確かに灼滅者達に対して心からの賞賛を口にしていた。それが本心からのものであろうと、灼滅者達は思う。
「ソロモンの悪魔ハルファス、大淫魔スキュラ、幻獣ガイオウガの配下共、『ザ・クラブ』、そして日本のご当地幹部! 御子が完全覚醒した後には、御子の庇護欲しさに、これらの大物も俺らと手を組む……。利害が一致したダークネスは無敵! そうなれば、学生さん達に勝ち目はありません……つまり、殺り合えるのは今だけって事でさァな」
「なら、ここでやられる覚悟もできてるな」
「アンタらが俺を殺れりゃぁ覚悟もするさ!」
ひたすらにドスだけを頼みとして、組長は前進し続ける。
「御子が生まれた以上、攻めに出るしかなかったんでねぇ」
ラグナロクたる彼女の存在は、村を攻撃する口実ともなりうる。
攻めなければ滅ぼされるのであれば、天下を取るために攻めて攻めて攻めまくる。
「それが羅刹ってもんだろうが!!」
戦いに歓喜する組長。
だが、彼の参戦によって羅刹が立て直すかに思えたのも一時のことだ。
やがて、他のダークネス達を撃破した灼滅者達が加わると、組長の攻勢も衰えを見せ始めていった。
「皆、やられちまったかよ……御子の力を最大限に生かすため、里に籠ったのが悪かったかねぇ。だが生と死のやりとりこそが、ダークネスの本懐! 縄張りを捨て国を捨て、可愛い俺の子分達とも、別れ別れになる首途(かどで)よ!」
部下達の死に笑みすら浮かべる組長に対し、ヴォルフは冷静に攻撃を繰り返し、隙を作らんと試みる。
既に満身創痍となっていた組長を、ヴォルフの手にした炎の剣が貫く。
「こいつで俺も御仕舞か。あとは御子次第、全く因果なもんだぜ……」
組長の体が炎の中に消えていく。
だが、村の奥に控える地獄絵図の間から、灼滅者達は巨大な力を感じていた。
●(10)三夜沢赤城神社
(10)三夜沢赤城神社:Battle2
赤城南面千本桜を掛け抜け、三夜沢赤城神社にたどりついた灼滅者達は、神社前に集まる羅刹とその援軍の姿を確認する。
「敵……ですね」
来栖・桜華(櫻散華・d01091)とそのビハインドの櫻は、すぐに攻撃態勢に入るが、敵の一部の動きは鈍い。
「本当に、ここまで来やがった」
「あの鬼の軍勢が倒されたとでも言うのか?」
「地獄絵図の鬼に敵はいないんじゃなかったのか……」
地獄絵図の鬼を含む最前線のダークネス達は、戦いに特化した怖れ知らずの者たち。
残る精鋭は、御子の身辺護衛や有力者の護衛に配されているのだろう。
この中途半端な場所に廃された者には、精鋭とされる力は無く、最前線で戦う気概も無い、そんな羅刹や眷属達の姿も見受けられたのだ。
「この分なら、……勝てる?」
だが、桜華の予測は、羅刹の群れの中央に立つ、一人の女傑により、裏切られることになった。
「てめぇら、タマぁついてるんだろっ! ちったぁ根性みせな」
その女の言葉に弾かれたように、なよなよしていた男達が縮み上がって萎えていたモノをいきり勃たれて、戦いに身を投じたのだ。
「そう簡単にはいかない。でも……」
桜華は櫻と共に敵中央に切って入ったのだった。
「いい面構えだね、あんた、名前はなんていうんだい?」
「そういうあなたは?」
「あたいは、鈴山・虎子。赤城山のトラたぁあたしの事さ。さぁ、戦おうぜ」
「はい、でも……。あなたは、私の櫻が倒します」
桜華の言葉の通り、櫻の霊障波が虎子を張り倒した。
「痛っ。灼滅者のそれもサーヴァントにやられるとはね……。でも、次はそうはいかないよっ!」
その言葉を合図にするように、灼滅者たちも一時軍を引いたのだった。
戦いは続く……。
(10)三夜沢赤城神社 Battle:3
三夜沢赤城神社に辿り着いた桜庭・翔琉(徒桜・d07758)は、目の前の敵にツッコミが追いつかなかった。
「……ベレーザ配下のソロモンの悪魔。悪魔というより、悪夢のような姿だな」
翔琉の視線の先にいるのは、ソロモンの悪魔『ブレムミュアエ』である。
その外見は、首の無い胴体に顔が配置されたような、気味の悪いものであった。
だが、目の前のブレムミュアエは、それだけではなかった。
「あらァ~ん、若い男子がいっぱぁ~い!」
艶のかかったダミ声は、その性癖をわかりやすく暴露していた。
新宿だと2丁目かたりに出没するタイプだ。
翔琉は、全力で関わりたくないと思いつつ妖の槍をひらめかせた。
たとえ追いつかなかったとしても、コイツにはツッコミはいれざるを得ないだろう。
「うふっ、みんな食べちゃいたいワ☆ ど・れ・に・し・よ・う・か・な? キャハッ☆」
「言うなれば、ただでさえ気持ち悪いのに、さらにやばい感じのやつ……だな。気を抜けば、ヤられる」
気持ち悪いポーズから妙にぬるぬるした攻撃をしかける悪魔を前に、翔琉は気を引き締めた。
あんなものに、熱い口づけなどされては、しばらく悪夢に悩まされそうだ。
「見ているだけでいやな気分になる。とっとと死んでください」
翔琉は、そう言うと、ツッコミ属性の螺穿槍を繰り出した。
高速のツッコミならぬ高速の螺穿槍を、ただでさえ気持ち悪いのに、さらにやばい感じのやつ(翔琉命名)は、ぬるぬるした体躯を利用してやりすごそうとするが、それは叶わず、急所を一撃される。
それは、まさに急所であったらしく、ただでさえ気持ち悪いのに、さらにやばい感じのやつは、そのまま膝をついた。
「……あらふんどしが外れたみたいだわ。ごめんあそばせ……」
そう言い残して、ただでさえ気持ち悪いのに、さらにやばい感じのやつは死の宿命をつけられのだった。
そして……、
「もう二度と戦いたくない相手だが、そうもいかないのか……」
翔琉も、そう言い残し戦場を後にするのだった。
●(13)赤城白樺牧場
(13)赤城白樺牧場 Battle:2
そこは、かつて、のどかな牧場であったのかもしれない。
だが、今、この場所をみて、ここがかつてのどかな牧場であったと想像できる人がどれほどいるのもか。
犬蓼・蕨(犬視狼歩の妖異幻怪・d09580)は、変わり果てた赤城白樺牧場で、ノーライフキングの一人と相対していた。
「ひょーひょひょっひょひょ。陰の中に陽あり、陽の中に陰あり。五行全て、わが術中なりぃ。ひょーひょひょひょっひょひょー」
その姿は千年の齢を数える程に老いさらばえ、そして、奇怪であった。
「あなたが誰かは知らないよ。でも、避暑地にゾンビの臭いとかやだからね!! 倒させてもらうんだよ」
蕨のオオカミの本能が、その老人ノーライフキングを獲物として捕らえたのだろうか。
オオカミの威厳にかけて敵を倒す、それこそが『わんこ』では無い『おおかみ』の性質なのだ。
「誰かしらないじゃと? かつて陰陽寮を率いた、この儂を知らぬじゃと?? 我こそ、陰陽頭であり、怨霊の守たるゴジョウミヤなるぞっ!」
ゴジョウミヤは、手にした捩くれた杖を振りかざして攻撃を浴びせる。
だが、戦いの帰趨は蕨達にに傾いた。蕨のサイキックソードの輝きが増し、そして、ヒッサツのサイキック斬りが放たれたのだ!
このサイキック斬りに、ゴジョウミヤは腰をしたたかに打ち据えられて、死の運命を付与されてしまったのだ。
「なんということじゃ、なんということじゃ。おぬしらは、おぬしらは、陰陽の理を崩し世界を滅ぼそうとしておるのじゃ。それがわからぬのか? 陰陽の理を崩したものこそ……」
残念ながら、最後の言葉は聞き取ることは出来なかったが、所詮は老人の繰り言であろう。
そして、蕨達は、仕切り直しとばかりに戦場を後にしたのだった。
●『???』
(13)赤城白樺牧場 Battle:1
「心地よい風にございますな。麗しき業(カルマ)の風にございます」
己の配下が全滅し、ずらりと灼滅者に囲まれた戦場の中心で。
孤立無援の筈の彼は、その中にあって尚、涼やかに佇んでいた。
霧凪・玖韻(刻異・d05318)は、仲間と共に連携して戦いを進めていく。
ここまでの戦いで、『彼』の強さは十分に思い知った。
この危険極まる敵を前に、一切の油断は捨てねばならない。
連携して戦う事は『敵を倒す事より、自軍の被害を最小限にする』事。
それが、玖韻の考えであった。
「君は……何者なんだ!」
玖韻は、その異常に肌を刺される痛みを感じつつ、鋭く誰何する。
声をかけるだけで、肌が粟立つのを感じる。山頂から感じるラグナロクダークネスの気配にも劣らぬ、凄まじい威圧感を、肌で感じてしまったのだ。
「名を名乗る事は縛られる事ゆえ、好みませんが……。猪武者の如き戦働きに免じて名乗りましょう。私の名は『セイメイ』。縁の簒奪者にて、業の蒐集者にございます」
(「セイメイ……『生命』か? 命無きノーライフキングの名として聞くと、なんと不吉な響きであろうか」)
玖韻は、セイメイの応えに不気味な響きを感じつつも、距離を取って影技とオーラとを展開して敵の攻撃に備える。
そして、ふたたび始まる戦闘。
戦いは激しさを増し、まるで戦場で命を奪った者の業(カルマ)を引き受けるかの如く、セイメイの力は高まっていく。
が、ふいに、セイメイの柳眉が曇った。
「そちらは、私の予想よりも僅かに強い。いけませぬな、これ以上死合うては……私が強くなり過ぎてしまう」
そして……本当に困ったと問いかけるように、首をかしげてみせたのだ
「戦いの最中に何を言っている!」
玖韻は、命がけの戦いのなかで、余裕を見せるセイメイに怒りを覚え、残った仲間と共に渾身の攻撃を叩き込むべく走り出していた。
そして、遂に、玖韻のフォースブレイクがセイメイの陰を捉えたのだった。
セイメイの胸に深く穿たれた傷……。通常ならば、十分に彼の者を灼滅せしめた一撃であっただろう。
だがしかし、その傷はすぐにふさがり、セイメイは何事も無かったように、玖韻を見据える。
「転生したばかりの脆弱な私では、未だ全ての業を引き受けるに値せぬようですな。その弱さ故、斯様に活動できるのですが、いささか勿体のうも感じまする」
そう語ると、
「誠に勝手ながら、私の宴はここまでとさせていただきます」
セイメイは幾つかの印を結ぶと、空中に激しい閃光が走り、強大な曼荼羅の如き絵図面が描かれていく……。
しかし、灼滅者の誰かが叫んだ。
「ただの目眩ましだ! 洞窟を封鎖しろ!」
そう、セイメイがこの戦場を選んだのは、脱出用の洞穴があったからのようだった。灼滅者達の幾人かが素早く反応した時には、セイメイ洞窟に集う数多の眷属に迎えられて、その中へと消えていったのだ。
「我はセイメイ、『白の王』セイメイ! 武蔵坂学園の面々よ、また、まみえましょうぞ!」
と、言葉を残して。
「逃げるのか? いや、どうやら、お前も力の制限を受けているようだが……」
逃走を阻止すべきかと迷った玖韻であったが、それ以上に追撃する力は無いと考え、追撃は断念し、戦場を去る。
『白の王』セイメイと、再び相見えるのはいつになるのだろうか。
→有力敵一覧
→(5)赤城南面千本桜(6勝0敗/戦力432→132)
→(7)東国文化歴史街道東側(7勝0敗/戦力1200→850)
→(8)寺沢ダム(11勝0敗/戦力750→200)
→(10)三夜沢赤城神社(3勝0敗/戦力1641→1491)
→(13)赤城白樺牧場(8勝2敗/戦力2500→2100)
→(15)羅刹の村(57勝1敗/戦力2400→0/制圧完了!)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。