[Lumikka Luonto] とおいとおい北のくに。雪深い森の奥で、ひと知れず育てられた少女。ある日雪原の向こうへ消えた祖父を追いかけ南に下り、彼がもうどこにもいない事を知る。かえりみちも分からなくて知らない子を追いかけたら、そこはひとにあふれてた。　　　　　浮世を離れた佇まいと、それに見合わぬ好奇心。コンクリートジャングルは迷子になるから少しだけ、苦手。微笑みに添うた心根は、ひそりと強か。