わたしを知りたいのですか?
それならば余すところなく、みせてさしあげましょう。
そのかわりに
あなたのこともみせてくださいね。
ここがどこか、と?
あなたの居場所のひとつ。
そしてわたしがいる場所。
名など飾り。
ここに概念などいりません。
ほしい場所はあなたが最初にお伝え下さい。
ご用意しましょう。
あなたの世界。
あぁ、自由と身勝手は別物ですよ。
共存するならば、多少の心は持ちあわせて。
良し悪しも、行き過ぎればただ醜いだけ。
その時は切り落とす事もあるでしょう。
魔女は美しく儚く、そして時に残酷なものなのです。
――それではどうぞ、お覚悟を。