廃墟と化した研究所。
ひび割れのあるコンクリートや、野草の茂る草原に囲まれたその廃墟の内部は、幾分か人の足跡がある。
歩を進めるのなら、雨宿り出来そうな廃墟の片隅に墓標があることが判るだろう。
傍らには血と埃で汚れた白衣の掛かる、無骨な鋼の十字架。
刻まれた碑文は誰のためのものだろうか。
「――やぁ」
そこに頭を垂れていた少年が、そう挨拶を寄越す。
「ここは僕にとって、未来への基点、現在を探索する足がかり」
君にとっても、そうであれば嬉しい。
告げて微笑んだ。
==【注意喚起】==
・親しい人との語らいや様々な場所への拠点とするための個人クラブとしての側面があります
・ある程度アンオフィや設定語りがあります【注意】
・新入部員は【別クラブで面識のある方のみ】です
・友好については積極的に遊びに行くつもりで【歓迎】です
・他詳細は【手紙】でおたずね下さい
設立
2014/02/26
改訂
2014/04/15