学園から暫し山の方へと足を伸ばすと
荒れた庭に今にも倒れそうな廃屋がある。
そこに陽炎の如く佇む影。
暫くそうしていたかと思うと、
突然ゆらりと動いて軋む音を立てて雨戸を押し開く。
「ちょっとお邪魔するねぇ…」
そう言って白影はそこを仮の住まいに決めたのだった。
◆廃屋について
広さはそこそこながら既に人の気配が消えて久しい日本家屋。
なんとか住める程度に修繕はしたが、雨が降ればそこかしこで雨漏り。タライ必須。
昔はそれなりに整っていたであろう庭園は今や草木が悠々自適に生い茂る地。
そんな場所でなんとか生活していく為、
今日も百舌鳥は何処かで語り、得た報酬をコツコツと貯金しているのだった。
『皆様の寄付をお待ちしています。』
◆部員について
お気軽にどうぞ。
詳しくは『【案内】廃屋の過ごし方』をご覧ください。
◆友好について
知人のみ受付。