気が付けば彼には、家族も仲間も記憶も知識も無かった。故に自らの生存を最優先とし、入学動機も「身の安全」の確保である。その性質を「これで本当に良いのか？」と悩んでいたが、入学した以降は考える事を諦めたらしい。更に想定外な事態に身の振り方も迷走中だが、決まっても碌な事にならない予感をさせてしまう人物。客観的に見れば毒にも薬にもならない性質だが、何かが決定的にズレている事は確か。11万5535種類？