―誰が詠んだか判らない歌よ、風に乗って流れてゆけ。
願わくば川面に落ちることなく届けたい相手に届きますように
襖開ければ反古の山
硯の音に墨の香に
ぽつりぽつりと推敲の
呟く声が染み渡る
小窓は百景四季映し
筆が写すは三十一字
移ろう心、書き留めて
学園より少し離れた数奇屋造の日本家屋
そこで開かれるのは埋もれ行く詠み手たちの歌会。
花鳥風月に心を織り交ぜ、五と七で風に嘯く事としましょう
・活動内容は和歌、俳句を詠むこと。勿論普通の雑談なども
・ただ歌や句を詠むこと、詠んだ歌に自ら解説すること、上の句を読んで下の句をつけることなど、和歌や俳句を使った和風言葉遊びを楽しむクラブになります。
今のところは部長がひたすら心の赴くままに歌を詠み書き付ける場所となっています。