朱雀門高校攻略戦

    デモノイドロード「ロード・クロム」とクロムナイト達

    ●攻略戦の経緯

     爵位級ヴァンパイアの傘下組織である朱雀門高校は、武蔵坂防衛戦で生徒会長ルイス・フロイスと彼の思想に賛同する生徒達が離反した後、デモノイドロード「ロード・クロム」が掌握し、引き続き日本の情報収集にあたっていました。
     ですが、組織の重要部分は、あえて朱雀門に残ったルイス・フロイスのシンパ(要するにスパイ)が握っており、ロード・クロムの情報収集を邪魔していたのです。
     その結果、爵位級ヴァンパイアは、胎蔵界戦争の時期を察知する事ができず、武蔵坂学園を攻撃する絶好の機会を逃すことになりました。

     この失態を責められたロード・クロムはスパイを排除するため、朱雀門高校に通う一般人生徒を全てデモノイド化する暴挙に出ます。

    ●朱雀門高校攻略戦

     ルイスからの情報を伝えられた灼滅者達は、朱雀門高校へと攻め込みます。
     既にヴァンパイアの生徒達は朱雀門高校を離れており、デモノイドのみとなった校舎で灼滅者とデモノイドたちとの戦闘が繰り広げられます。
     急造されたデモノイド達は、いまの灼滅者達に伍する力も持たず、灼滅者によって火災が発生する中、次々と倒されていきます。

     追い詰められたロード・クロムは灼滅者達を人質にとって脱出するため、クロムナイトを引き連れ、発見した灼滅者達への逆襲に転じます。
     ロード・クロムはかつてよりも大きくパワーアップしていましたが、灼滅者達も複数の班で迎え撃ち、灼滅することに成功。
     市街地への脱出を図った残存のデモノイド達も、外縁部での警戒に当たっていた灼滅者達がことごとく討ち取り全滅させます。

    ●戦いの結果

     攻略戦によって朱雀門高校は内部のデモノイド生産機能共々、完全に機能を喪失。
     長きに渡る朱雀門高校との戦いは、決着を迎えることとなりました。
     また、朱雀門高校が崩壊したことで、爵位級ヴァンパイアは一時的に日本における情報収集能力を大きく損なっていると考えられています。