●ナミダ姫灼滅
灼滅者達は、群馬密林でスサノオの首魁『ナミダ姫』の灼滅に成功。
これにより、スサノオは組織的な活動が不可能な状況に陥りました。
ですが、灼滅とともに、ナミダ姫が制御していた『スサノオ大神の力』が群馬密林に溢れ出し、灼滅者達もダークネスも一時撤退を余儀なくされます。
●巨大スサノオ出現
ナミダ姫を灼滅した戦いから数日を経て、溢れ出した白い炎は15体の『巨大スサノオ』となって群馬密林に具現化します。
この巨大スサノオの力を回収するべく、各勢力が兵力を送り込んできます。
『スサノオ大神の力』によって回復や強化されるダークネス達と、灼滅者達は交戦します。
全ての戦いで勝利を収めたことで、スサノオ大神の力は奪われることを免れ、スサノオの多くも大地の力に戻っていきました。
ですが、巨大スサノオと各スサノオの力、さらにナミダ姫が破壊していたブレイズゲートの力などが一度に大地に還元された事で、大地の力が暴走しかねない状態が発生します……!!
■巨大スサノオの力を回収しようとした勢力
●ご当地怪人&ソロモンの悪魔
混戦の群馬密林の当事者でもあったアフリカンパンサー配下のご当地怪人達です。
『ダークネスが繁殖できるようにする』計画のためにエネルギーを求めており、スサノオの力を回収するべく現れました。
もともとガイオウガの力(スサノオの力と同様の大地の力)を利用していたソロモンの悪魔達は、スサノオの力を制御する上では一日の長がある為、ご当地怪人の支援を得て体内戦に挑みました。既にグローバルジャスティスのために活動している者、スサノオの力を独占してソロモンの悪魔の再興を目指す者の双方がいたようです。
●六六六人衆
スサノオと手を組んでいたマンチェスター・ハンマーやジョン・スミスの配下の六六六人衆が参戦しました。得た力を、何らかの殺人計画に用いるためだろうと推測されています。
一方で、
混戦の群馬密林の当事者であったドーター・マリアは参戦していません。
●デモノイドロード
爵位級ヴァンパイア勢力のロード・プラチナ配下のデモノイドロード達です。
配下として、一般デモノイドを連れていました。
●アンブレイカブル
武蔵坂学園が大老達を灼滅したことで、地球上で最強のアンブレイカブルとなったアタワルパは、無限婦人エリザベートへの恩義を返す為に爵位級ヴァンパイアに協力しています。
彼の弟子達は、スサノオの力を手に入れ、アタワルパを再起させようとしていました。
●元・朱雀門高校生徒会長ルイス・フロイス
元・朱雀門高校生徒会長のルイス・フロイスは、対話路線を重んじて来たナミダ姫の灼滅を受けて、「武蔵坂学園は暴走し、かつて危惧した『全てのダークネスを滅ぼし、灼滅者が世界を統べる未来』に向かっている」と判断しました。
ダークネス組織を滅ぼし続ける武蔵坂学園を止め、自らの考えを通すためにも一定の力と発言力が必要と考えたルイスは、残り少ない朱雀門高校の精鋭達を率いて自ら巨大スサノオの力の回収に臨みます。
制止を試みる灼滅者もいましたが、ルイス達はそれを聞き入れることなくスサノオの力の回収を継続。灼滅者はルイス達を灼滅し、力の回収を止めました。
これにより、朱雀門高校は名実ともに完全に滅んだことになります。
※ルイス・フロイスの考え
ルイス・フロイスは
かつての朱雀門高校での会談の際、灼滅者がダークネスを灼滅し過ぎた先にある問題を指摘し、その対策として自らの考え(均衡案)を示しました。
●ダークネスを灼滅し続けた先にある問題
・灼滅者は、ダークネスを灼滅して癒しを得なければ闇堕ちしてしまう。
・ダークネスが滅ぶか、それに近い状況になれば、灼滅者は癒しを得られない。
・癒しを得られなくなった灼滅者は『闇堕ちした灼滅者を灼滅し続ける』か、『ダークネスに代わって世界の悪となり、一般人が闇堕ちするような世界を構築する』かのいずれかを選ぶしかない。
●ルイス・フロイスの均衡案
・灼滅者は『自分達が癒しを得るのに充分な数のダークネス』を灼滅する。
・ダークネスは『灼滅者に灼滅される程度の数のダークネスが闇堕ちする』ように一般人を虐げる。
・この均衡を作り出した上で、灼滅者が灼滅者の判断で『1人の闇堕ち者を得る為に、より一般人を苦しませる方法を取るダークネス』を優先的に灼滅する。
・こうすることで、結果的に『一般人の被害が軽減される』。
ルイスの唱えた均衡案を灼滅者達は拒否しましたが、数々の種族に勝利を重ねるうち、
『全てのダークネスを滅ぼせる』状況に至る可能性は否定できなくなっています。
ルイスの案の他に、指摘された問題を克服する手段はあるのでしょうか?
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