贖罪のオルフェウス

    贖罪のオルフェウス
     贖罪のオルフェウスは、別名『オルフェウス・ザ・スペード』とも呼ばれ、数多くのシャドウ達を統べる四大シャドウのひとりとされる高位のシャドウです。
     灼滅者組織『病院』は、このオルフェウスと長く敵対を続けて来ました。
     『罪の意識』を奪うことで人間の魂を堕落させ、闇堕ちへと導くオルフェウスは『病院』の人造灼滅者が合流した武蔵坂学園とも敵対しながら、精神世界ソウルボードから活動を続けています。

    ●那須殲術病院襲撃

    (この事件は、『病院』が武蔵坂学園と合流する以前に発生した事件です)
     現在はブレイズゲートとなっている那須殲術病院は、灼滅者組織『病院』の有力な拠点の一つでした。
     2013年7月、『病院』の人造灼滅者達はオルフェウスとの決戦のため、那須殲術病院に集結、大規模なソウルアクセスを実行しようとします。
     ですが、その最中、那須殲術病院にハルファス軍が襲撃を仕掛けたのです。
     予想外の事態に『病院』は大敗北を喫し、那須殲術病院は陥落。
     この事件で全人造灼滅者の8割を失った『病院』は、以後、武蔵坂学園と合流するまで劣勢を強いられ続けることとなります。

    ●贖罪者の悪夢

     一般人が『罪の意識』を喪失し、他者を傷つけたり悪事を働く事件が発生。
     彼らはオルフェウスによって、罪の意識を奪われ、闇堕ちへ導かれていたのです。
     灼滅者達は彼らの夢にソウルアクセスし、育ちかけていたシャドウのような存在を灼滅、被害者を闇堕ちから救います。

    ●オルフェウス、悪夢に来たる

     2015年6月、武蔵坂学園の灼滅者の一部が突如闇堕ちする事件が発生します。
     後に、この闇堕ちは贖罪のオルフェウスによるものと判明します。

    ●札幌テレビ塔強襲作戦

     闇堕ちし、贖罪のオルフェウスのメッセンジャーとなった灼滅者天城・翡桜(d15645)。
     彼女はゴッドセブン「アリエル・シャボーリヌ」と斬新コーポレーションを動かし、札幌テレビ塔で『悪夢の波長の増幅』を開始します。
     アリエル・シャボリーヌのシャボンに悪夢を見ている一般人を閉じ込め、その悪夢を増幅する……。その作戦が成功すれば、ラグナロク計画(プロジェクト)に大きな影響がある事は確実でした。
     灼滅者達は翡桜を救出し、一般人を救出することで、作戦を阻止します。
     そして救出された翡桜は、ダークネスの計画を語ります……。

    ●札幌迷宮戦

     札幌迷宮内に満ちるラグナロクのサイキックエナジーを利用し、現実世界への完全出現を果たそうとする贖罪のオルフェウス。
     灼滅者達は札幌テレビ塔で行われつつあった儀式を止め、現実世界に現れたオルフェウスの「力ある影」を灼滅します。
     砕けた兜の下から現れたのは、少女の顔でした。
    「時は迫っている。光の少年、デスギガス、赤の王。奴らが動き出す前に……」
     オルフェウスが残した言葉の意味とは……?

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