『シャドウ大戦』とは『四大シャドウ』と呼ばれるシャドウとその配下達による、シャドウ勢力内の意思統一を巡る争いです。
大戦の結果は後の武蔵坂学園とシャドウ勢力との対決に大きな影響を与えるでしょう。
ここでは既に滅んだものも含めた『四大シャドウ』の動向を見ていきます。
●シャドウ大戦の終幕
シャドウ大戦は、『歓喜のデスギガス』の勝利に終わりました。
『慈愛のコルネリウス』『贖罪のオルフェウス』両勢力は壊滅。
コルネリウスとオルフェウスの両名は灼滅者達の説得に応じて撤退し、武蔵坂学園への攻撃ルートとなりうる大津・優貴先生のソウルボードに常駐しています。
これによって、シャドウによる武蔵坂学園への直接攻撃は抑制できるでしょう。
灼滅者達は、コルネリウス、オルフェウスの協力を得て、
第3次新宿防衛戦に挑み、歓喜のデスギガスと大将軍アガメムノン、そして赤の王タロットを灼滅します。
●慈愛と贖罪の果て
第3次新宿防衛戦において、歓喜のデスギガスの灼滅に成功し、武蔵坂学園とコルネリウス&オルフェウス間の協力関係も終わりました。
ですが、ソウルボードへ戻った2人が、ソウルボードに融合されようとしていることが判明します。
ソウルボードに大きな影響を及ぼしていた赤の王タロットが滅んだことで、ソウルボードはタロットの代替として、コルネリウスとオルフェウスの力と一つになることで、存在の安定を図ろうとしたのです。
両者の元へ赴く灼滅者達ですが、他のシャドウ達までも自分達と同様にソウルボードに吸収されることを危惧する両者は、既に吸収される覚悟を決めていました。
ですが、ソウルボードを現状のまま安定させるということは、シャドウ勢力がソウルボードに潜み、悪事を働き続ける可能性を意味します。
贖罪のオルフェウスの元へ赴いた灼滅者達は、己の罪を他のシャドウに負わせぬため、ソウルボードに吸収されることを決意した彼女と戦闘の末、灼滅。
一方で、慈愛のコルネリウスの元へ赴いた灼滅者達は、彼女に力を捨てるよう説得を続けますが、コルネリウスにそれを認めさせるには至らず、融合される彼女を見送ります。
●ソウルボードの変化
ソウルボードをシャドウに都合の良い状態に保っていた赤の王タロットが完全に滅び、その代わりとして吸収されるはずだったオルフェウスが灼滅されたことで、ソウルボードは不完全な状態にとどまりました。
これ以降、シャドウがソウルボードに戻れば即座に吸収されてしまうため、シャドウは全て現実世界でしか活動できなくなっています。
ですが、『ソウルボード』という存在は何なのでしょうか?
既にダークネスの力の根源であり、人類をその発祥時から闇堕ちに導いていた力がソウルボードであることは
ガイオウガ決死戦の中で得られた情報から推測されています。
オルフェウスとコルネリウスを吸収しようとした行為からは、己を保とうとする本能めいたものも感じられます……。
慈愛のコルネリウス/
贖罪のオルフェウス/
歓喜のデスギガス/
絆のベヘリタス
関連リプレイ
【消滅】慈愛のコルネリウス |
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『ハート』のスートを持つ者達を率いる四大シャドウです。
滅ぼされたダークネスの残留思念に実体を与え呼び起こす能力を持ちます。
●目的
最終目的は『全ての存在が幸福である世界を作る』こと。
人類の精神をソウルボードに捕える実験を主に行っていましたが、これは現実世界では両立不可能な幸福の実現などを、ソウルボードでは実現できるためだったようです。
灼滅されたダークネスの残留思念をソウルボード内のブレイズゲート『プレスター・ジョンの国』に送る活動も行っていましたが、歓喜のデスギガスの勢力伸長に伴い、この活動は止まっています。
(後に、プレスター・ジョンの国は、主であるプレスター・ジョンの灼滅に伴って消滅しています)
●勢力の現状
デスギガスとの決戦で勢力は壊滅。
コルネリウスはその後、灼滅者に協力し、対デスギガス戦の勝利に貢献しますが、コルネリウスは勢力を立て直すため帰還したソウルボードによって強制融合され、その存在は消えました。
●過去のあらすじ
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【灼滅済み】贖罪のオルフェウス |
→仮面の下 |
『スペード』のスートを持つ者達を率いる四大シャドウです。
他者のソウルボードに働きかけ、その罪を許すと囁くことで、闇堕ちへ導きます。
●目的
自らの手によるサイキックハーツ(全人類が闇堕ちした状態)への到達を強く目指していると言われています(→参照)。
その目的のため、他のダークネスと手を組んでの現実世界進出を狙ったこともあります。
●勢力の現状
デスギガス勢力との決戦で勢力は壊滅。
オルフェウスはその後、灼滅者に協力し、対デスギガス戦の勝利に貢献しますが、オルフェウスは勢力を立て直すため帰還したソウルボードによって強制融合されようとします。
全シャドウのため融合を選んだオルフェウスを、灼滅者達はこれを阻止、灼滅しました。
●過去のあらすじ
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【灼滅済み】歓喜のデスギガス |
→全体図 |
『ダイヤ』のスートを持つシャドウを率いる四大シャドウです。
肉体自体が戦場となるほどの、圧倒的な体躯を持つ異形です。
圧倒的な強さを持っていましたが、その秘密は体内の歓喜の門に封じられた『赤の王タロット』にありました。
『赤の王タロット』の解放により、なんとか倒せるレベルまで弱体化したことで、
第2次新宿防衛戦で灼滅者達の前に出現しましたが、2016年11月現在、撃破に結び付く情報は得られていません。
●目的
不明ですが、腹心である大将軍アガメムノンの動きから、シャドウ勢力の統合を目指していると考えられます。
大将軍アガメムノンは『武神大戦獄魔覇獄』にも参戦するなど、直接的な力を求める傾向にあります。
●勢力の現状
『第2次新宿防衛戦』の後、『絆のベヘリタス』勢力の残党を吸収したことで勢力を大幅に伸ばし、コルネリウス、オルフェウスの両勢力に勝利。シャドウ大戦に勝利を収めましたが、『第3次新宿防衛戦』で灼滅者達に敗北、灼滅されました。
●過去のあらすじ
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【灼滅済み】絆のベヘリタス&光の少年タカト |
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【既に壊滅した勢力です】
『クラブ』のスートのシャドウを率いていた四大シャドウと、その相棒です。『第2次新宿防衛戦』で武蔵坂学園の灼滅者達に敗れ、既に滅んでいます。
『絆のベヘリタス』は『分割』と『結合』を操作する力を持ち、多数の分割存在を結合することで現実世界において力を取り戻し、さらに万を超える分割存在を率いて灼滅者達と戦いました。
『光の少年タカト』はベヘリタスが自らの一般人人格を魂から分割させた存在で『他者の絆を奪い、操る』極めて危険な能力を有していました。
●目的
『人間とダークネス』が混在している人間の魂から、一般人の人格のみを切り離す実験を行っていました。
自身の一般人人格と和解、分割して『光の少年タカト』として独立させたのもその一環です。
実験を推し進めるべく、デスギガスを操り現実世界への進出を目指そうとしていましたが、武蔵坂学園によって阻止されました。
●勢力の現状
『第2次新宿防衛戦』においてベヘリタスと光の少年タカト双方が滅んだことで勢力は壊滅。
傘下にいたクラブのシャドウ達は歓喜のデスギガス勢力に合流しました。
●過去のあらすじ
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●シャドウ大戦介入
●コルネリウス&オルフェウスへの作戦提案
●第3次新宿防衛戦
●慈愛と贖罪の果て