ベヘリタスの卵から羽化したと思われる、蛾の羽を持つシャドウが、人々の夢に潜り込もうとする事件が発生。
さらに、このシャドウの腹には、小さなベヘリタスが無数に収められていました。
卵からの羽化。そして、数十体の小さなベヘリタスの存在。
本来、人間の闇堕ちを介さなければ繁殖できないダークネスとは、掛け離れた現象です。
灼滅者達はシャドウを倒し、人々を守りますが、今度は数十体の小さな羽虫状のベヘリタスにとりつかれたアンブレイカブルが確認されます……。
●ベヘリタスの『羽化』
ベヘリタスの卵から羽化したと思われる不気味なシャドウが、一般人のソウルボードに潜り込もうとする事件が発生。
灼滅者達は、シャドウを撃破し、これを阻止します。
●アンブレイカブルから孵るベヘリタス
ソウルボードにベヘリタスの卵を植え付けられた、
シン・ライリーの配下だったアンブレイカブル達から何十もの小さなベヘリタスが一斉に孵化し、アンブレイカブルを食い破る事件が予知されます。
1体1体の力はさほど強くないながらも、その数は脅威に他なりません。
灼滅者達は、孵化したベヘリタスを撃破するべく、現地に赴きます。また、ソウルボード内と現実世界での連戦によって、何人かのアンブレイカブルを助けています。
●アンブレイカブルから孵るベヘリタス
以前の事件で助けたアンブレイカブルを含め、業大老の配下だった者達が北へと向かう中、巨大に成長した羽虫型ベヘリタスによって襲われる事件が未来予測されます。
灼滅者達は、現場に赴き、羽虫型ベヘリタスを撃破しました。
●ベヘリタスのアイドル淫魔襲撃事件
ラブリンスターが宇宙服の少年に襲われ、行方不明となる事件が発生。
ラブリンスターの『絆』は奪われ、庇護者を失ったアイドル淫魔達の元に、羽虫型のベヘリタスが襲来します。
灼滅者達は、淫魔達を攫おうとするベヘリタスと戦います。
●黒き牙と光の少年と
白の王セイメイによってアンデッド化され、眷属とされていたイフリート『クロキバ』と、ベヘリタスの事件で暗躍する宇宙服の少年『タカト』との交戦が予知されます。
灼滅者達は戦いに介入し、『タカト』の助力を得てクロキバを完全に灼滅しました。
●集結する光の軍勢
自分を止めうる『黒牙』の灼滅を受け、タカトは積極攻勢に打って出ます。
タカトに拉致されたラブリンスターの『無差別籠絡術』により、新宿橘華中学に集結するダークネス達。
そのうち、武蔵坂学園の灼滅者と『絆』で結びついたダークネスの動向を突き止めた灼滅者達は、彼らを各個撃破していきます。
●第2次新宿防衛戦
光の少年タカトによって籠絡された『歓喜のデスギガス』が新宿に出現。灼滅者達は天海大僧正の協力を得て、デスギガスを操るタカトとベヘリタスとの戦いに挑みます。
戦いの中で明かされたタカトとベヘリタスの関係。それは、両者が「同一の魂」であったというものでした。
「全ての人間の魂には、『普通の人格』と『ダークネスの人格』のふたつが内包されている。知っているね?」
「ああ」
「『ベヘリタスとタカト』という混ざりあった魂から、ベヘリタスの秘宝によって普通の人格だけを切り離したのが、この僕だ」
「するとどうだろう。僕は、宇宙服なしには地球に生存すらできない、この脆弱な肉体の代わりに、強大な『力』を得ることができた」
「そのとき、僕とベヘリタスはいくつかの疑問を得た。
『僕たちは、本当に人類なのか』『なぜ、人と呼ばれるものだけがこうなっているのか』『力を持つのはダークネス人格だけでは無いのではないか』と」
「だから僕達は、魂を切り離す実験をはじめた……もっとも、デスギガス以外の四大シャドウは、皆何らかの実験を行っていて、その成果はソウルボードを通じて自動的に共有されるのだけれど」
タカトは
エイジ・エルヴァリス(d10654)に、ベヘリタスは
犬神・沙夜(d01889)にそれぞれ灼滅されましたが、ベヘリタスが死に際に放った無数の『秘宝』は、いかなる影響を及ぼすのでしょうか……。
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