田子の浦での戦いを経て、軍艦島勢力は白の王セイメイに合流を果たしました。
ですが、彼らの移動は、
山形県蔵王での戦いで生まれた
新たな『クロキバ』にも捕捉されていたのです。
軍艦島勢力を尾行することで、青木ヶ原樹海に隠された白の王の迷宮を発見した『黒牙』は、武蔵坂学園に迷宮の位置を伝えます。
これによって白の王の迷宮の位置を把握した灼滅者達は突入戦を決定します。
一方、田子の浦での戦いで闇堕ちした灼滅者達の中にも、軍艦島勢力によって、迷宮へ連れ込まれた者達がいることが懸念されていました……。
●囮部隊奮戦
突入部隊のうち、3チームは囮として行動しました。
彼らは敵の目を引き付けるべく迷宮外縁部で暴れ回り、自分達より遥かに多くの敵の目を引き付けます。
●軍艦島勢力
上層部と下層部の二つに分かれた白の王の迷宮。
上層部にいた軍艦島勢力のうち、ザ・グレート定礎とアフリカンパンサーを狙います。
ですが1チームでザ・グレート定礎に挑んだ者達は敗北し、さらにザ・グレート定礎がアフリカンパンサーに合流したことで、幹部達の灼滅はできませんでした。
●海将フォルネウス
田子の浦の戦いで軍艦島勢力に味方したソロモンの大悪魔の1体、海将フォルネウスは、そのまま軍艦島勢力に同行し、迷宮に来ていました。
フォルネウスを狙った2チームは、フォルネウスと配下達によって苦境に立たされますが、
ルナ・リード(d30075)の闇堕ちもあり、フォルネウスの灼滅に成功します。
●新型アンデッドの怪
突入した灼滅者のおよそ半数は、迷宮下層の地底大空洞を目指します。
そこで灼滅者達が発見したものは、迷宮内に積み上げられた大量の死体でした。
警戒する灼滅者達の前で、死体の中からゾンビが動き出し、灼滅者達を襲います。
戦いの中で、灼滅者達はこのゾンビ達の奇妙な点に気付きます。
まず『アンデッドが他の人間を襲うとアンデッドになる』性質……いわば『生殖能力』を持っていたこと。
そしてサイキックを使えるにも関わらず「バベルの鎖」を持たないこと。
大量の死体がゾンビ化したのは、ネズミ算式に増えていったためと推測されました。
この『生殖型ゾンビ』こそが、白の王セイメイの研究成果なのでしょうか。
灼滅者達は襲って来たアンデッド達を倒していきますが、戦いの中で迷宮が崩壊を始めます……。
●白の王との決着
迷宮上層部の最奥にいる白の王セイメイを狙った灼滅者達は、新たな『黒牙』が、セイメイや配下のノーライフキングと戦う現場に遭遇します。
白の王は闇堕ちした
荒吹・千鳥(d29636)、
カリル・サイプレス(d17918)も伴っていました。
追い込まれた黒牙に加勢する形で戦場に飛び込んだ灼滅者達。
彼らの参戦を受け、闇堕ちしたカリルが、白の王を裏切ります。
闇堕ちカリルと共に、セイメイと交戦する灼滅者達。
闇堕ちしたカリルは戦いの中で白の王によって灼滅され、死亡しましたが、残る灼滅者達は奮戦し、白の王セイメイの灼滅に成功します。
●迷宮の崩壊
セイメイの灼滅によって、迷宮は崩壊しました。
迷宮に施された、『迷宮を攻撃した者を日本各地の学校に強制転移させる』機能を利用し、灼滅者達や軍艦島勢力は崩壊する迷宮から脱出します。
こうして、白の王セイメイとの決着はつきました。
ですが軍艦島勢力や、セイメイの開発した新型アンデッドはいまだ残っています。
また、白の王セイメイが『新型アンデッド』を開発していた目的や、アフリカンパンサーがそれに関心を示した理由は何だったのか。
暗躍を続けた白の王セイメイとの決着は、謎を残すものとなりました。
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