野良犬や野良猫が、眷属化して事件を起こすことが予知され、灼滅者達は眷属を退治に向かいます。
その後、
シオン・ハークレー(d01975)によって、眷属化には、ガイオウガ派のイフリートが関与していることが判明。
イフリート「ヒイロカミ」の出現が判明したことで、灼滅者達は彼に会いに現場へ向かいます。
ヒイロカミに対し、灼滅者達は友好的に話を進めます。
眷属化は、イフリート『クロキバ』が『武神大戦獄魔覇獄』の勢力を率いる『獄魔大将』になった影響によるものでした。
クロキバの指示を受け、眷属化した動物たちを集めて回っていたというヒイロカミは、人間に被害を及ぼす眷属は灼滅しても構わないとヒイロカミは言い残して去って行きます。
●獄魔大将クロキバとの邂逅
大分県の鶴見岳で、クロキバと会談する灼滅者達。
終始武蔵坂学園に対して好意的な態度を見せ、共闘の姿勢を示すクロキバ。
犬猫眷属の出現は、獄魔大将に与えられる戦力増強のための能力によるものであることも明かします。
ですがクロキバは、その目的が武神大戦獄魔覇獄に勝利し、イフリートの王「ガイオウガ」を復活させることであることを同時に語ります。ガイオウガ、その実態とは……?
●武神大戦獄魔覇獄前哨戦
神奈川県横須賀市で行われたラグナロク争奪戦。
クロキバはラグナロク確保を放棄し、眷属を灼滅者達に協力させるべく送り込みます。
ですが、獄魔大将カンナビスの送り込んだ灼滅者アンデッドを武蔵坂学園の灼滅者と誤認して近付き、攻撃を受ける眷属も現れるなど、目立った成果は上げられませんでした。
●武神大戦獄魔覇獄
獄魔大将同士が密約を結べば、たちまち獄魔覇獄の参加権を失ってしまいます。
クロキバは「三竜包囲陣」(未完成)を用いることにより、武蔵坂学園の灼滅者達を傷つけることなく、協力しての勝利を狙う考えでいるようですが、武蔵坂学園の灼滅者達はクロキバ陣営を破り、それを拒否します。
クロキバ自身は『獄魔大将保護結界』によって生きながらえましたが、多くのイフリートが灼滅されており、ガイオウガ派内でのクロキバら穏健的なイフリートの発言力が低下することは明白でした。
●竜種化するイフリート達
クロキバの敗北と、それに伴う穏健派イフリートの大量灼滅を受け、ガイオウガ派内でも武闘派が主流を占めるようになりました。
鶴見岳周辺のイフリートのリーダーだったアカハガネを含め、武闘派のイフリート達は『竜種化』することによって、より強い力を得ようとしますが、灼滅者達はこれを食い止めます。
クロキバの元を離れたアカハガネは、ガイオウガ復活という大目的があるにも関わらず、無為に時を過ごすままではいられないと語り、竜種化を止めた灼滅者達にも、何をすべきかの案を求めますが……?
一方、武闘派に拘禁されたクロキバを救出した灼滅者達はクロキバに再起を促しますが、アフリカンパンサーによるガイオウガの力の強奪阻止や奪還に失敗し、独断による獄魔覇獄参戦で大敗を喫し、多くの仲間を失ったクロキバの行く末は……?。
●クロキバ敗残兵
クロキバ達は刺青羅刹「うずめ様」との間に、「アフリカンパンサーに勝った際には、彼女に代わって協力する」という約束を交わし、移動する島となった軍艦島へ乗り込みます。
奪われたガイオウガの力を奪還するため、アフリカンパンサーに挑むクロキバ達でしたが、戦いはアフリカンパンサーの勝利に終わります。
敗れたクロキバ達は、道後温泉でゴッドセブン「もっともいけないナース」配下達の治療と調略を受けますが、ゴッドセブンによる戦力取り込みを阻止するべく、灼滅者達は「もっともいけないナース」と「クロキバ」の会合現場に乗り込みます。
「もっともいけないナース」への襲撃は、クロキバの制止によって抑えられますが、クロキバは「もっともいけないナース」勢力との合流も断り、一人去りました。
●アンデッドダークネス「クロキバ」
道後温泉を去ったクロキバは、白の王セイメイに敗北。
『王』達の転生を封じる『黒牙』の力を危険視したセイメイによって『アンデッドダークネス』にされ、配下の眷属となりました。
その後、スサノオの姫ナミダと行動を共にしていたことが、予兆で確認されています。
●黒き牙と光の少年と
絆のベヘリタスと共に暗躍する
光の少年タカト。
彼を危険視した白の王セイメイは、クロキバを差し向け、戦わせます。
エクスブレインの未来予測によって、戦いが決着のつかないまま終わることを予見した灼滅者達は、現場で「タカトを利用しクロキバを滅ぼす」ことを決断。
アンデッドダークネスと化したクロキバを、完全に灼滅しました。
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